緊急時の対策 ~あおり運転4


早いもので10月ももう終盤に入ってしまいました。
 
改元という歴史的な変化のあった2019年ですので

どんな言葉がランクインするか

年末に向けた『ユーキャン新語・流行語大賞』の予想が発表されました。
 
その年の1年間に生まれた「ことば」の中から、世相を反映し、
 
話題に上がった新語流行語を選ぶ年末恒例の『ユーキャン新語・流行語大賞』は 毎年大変注目されていますよね。

 
ORICON NEWSが 一足早く、2019年流行語大賞予想のアンケート調査を
 
10代~50代男女1000人に実施(実施期間9月17日~10月3日)した結果は
 

2019年「新語・流行語大賞」予想 TOP10

 
 

1位・・・あおり運転
 
2位・・・新元号・令和
3位・・・タピ活・タピる
4位・・・平成最後の〇〇
5位・・・闇営業
6位・・・NHKをぶっ壊す
7位・・・上級国民
8位・・・令和おじさん
9位・・・松本 動きます
10位・・・10%

堂々の1位が「あおり運転」

各世代別でもベスト4以上をおさえているといった結果になりました。

●「あおり運転」の誘発原因●

 

 

いわゆる「あおり運転」とは
 

*車間距離を異常に詰められる
  *ハイビームやパッシングを繰り返される
  *執拗にクラクションを鳴らされる
  *車体を接近させて幅寄せをしてくる
  *車両の前に急に入り込み 左右に進路を変更して車体を振る
  *不必要な急ブレーキや急低速をする

 
といった一歩間違えれば大事故に繋がってしまいかねない行為を指しますが
このような行為に巻き込まれない、被害者にならないために まずは被害者の調査結果を見てみましょう
 
「なぜ あおられたのか 思い当たるきっかけや原因はありますか?」
 
と被害者に調査(複数回答可)したところ
 

1位・・・車線変更をした(17.7%)
 
2位・・・追い越し車線を走り続けた(15.3%)
 
3位・・・法定速度を守って走っていた(14.5%)
 
4位・・・スピードが遅かった(12.1%)
 
5位・・・追い越しをした(11.3%)

 
という結果でした。
 
道路交通法に触れない行為もありますが、
あおり運転を誘発しうる行為として記憶にとどめておき、
自ら車間距離を多くとり、ウインカーを早めに出すといった一層の安全運転を心掛けましょう。
 
また 怪しそうな車には近づかない、急接近してきた車が来たら道を譲る、
道を譲ってもらったらお礼の合図をする、といった行為も回避の工夫につながる場合があります。
 

●「あおり運転」からの対処方法●

 

あおり運転などを受けた場合は、落ち着いてまずは安全と思われる場所へ避難しましょう。
 

・駐車場
 
・サービスエリア、パーキングエリア
 
・警察署、交番

 
駐車する際には できるだけ人目の多い場所に停め
ドアをロックし、窓は閉めたままにします。
 
ためらわずに携帯電話などから110番
同乗者がいれば、走行中でも携帯電話などから通報をしましょう。
 
脅しや挑発を受けても、不用意に車外へ出てはいけません。
警察官が到着するまで車内に待機し、身の安全を確保しましょう。
 

 
またドライブレコーダーやスマートフォンのカメラを有効に活用することも大切です。
記録した映像や画像が捜査に役立つことがあります。
 
また、最近の自動車の装備に「緊急通報サービス」が備えられています。
レクサスの「ヘルプネット」では、ボタンを押すだけで登録ナンバーや現在位置などの情報をヘルプネットセンターへ自動送信し、
車両に一定以上の衝撃が加わった場合にはボタン操作なしでつながるようになっているうえに、呼びかけに応えない場合は即座にオペレーターが救急車の出動を要請するそうです。
 
あおり運転対策で 新たな車両を購入するのも 一般的ではないのですが、
ドライブレコーダーを設置することはとても有効な対策になるかと思います。

 
 
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緊急時の対策 ~あおり運転3


 
 
ご存知でしょうか

本日10月18日は 「ドライバーの日」だそうです。

物流産業新聞社が

「10(ドラ)1(イ)8(バー)」の語呂合わせによって制定しました。

トラック・バス・タクシーなどのあらゆるプロドライバーに感謝するとともに、プロドライバーの地位向上を目指す日なのだそうです。

日本全国の人々の衣食住を陰で支えているのは こういったプロのドライバーでもあります。

本日は 改めて全てのドライバーへ感謝し そんな彼らの日々の安全を願いましょう。
 
 

道路を安全に走行する妨げとなっている要因として

強風や大雨といった気候による影響などもありますが、

最近では人為的な妨害「あおり運転」が社会問題となっています。

一体 何故危険な行為をするのか

あおり運転をするドライバーについて理解を深めましょう。

●密閉空間の車内●

 

長閑な高原を、素晴らしい景観の中をゆったりと気ままに運転するのは

とても気分が良いものですよね。

しかし 実際のところは 時間に追われていたり、渋滞に巻き込まれたりと

思い通りにいかない自動車の運転には、イライラやストレスがたまりやいものです。

さらに自動車という閉鎖的で密閉的な空間が、平常心を保てず攻撃的にしやすいというのです。

確かに ハンドルを握ると人が変わる、という人もいますよね。
 

自動車を運転してい時には、ドライバーは狭い空間におり、頑丈な鉄の壁に守られている感じがします。

このような匿名性の高い車内ですと攻撃行動が生まれやすいのです。

 
道路上で、もしくは走行中は 他のドライバーの顔もよく見えないことがほとんどです。

アイコンタクトやジェスチャー、会釈や笑顔が上手に伝わればスムーズにいくところを

気が付かないうちに 不愉快にさせたり不安にさせることもある、

またそれが「あおり運転」という攻撃に繋がるかもしれない、という事を念頭におきましょう。
 

●あおり運転をする人の特徴●

 

あおり運転をする人は ただただ怒りっぽい乱暴な人というイメージですが、

自分なりの正当性や被害者意識を持っています。

自分が先にあおられた、相手の運転マナーが悪い、前の車が遅くて自分が妨害されたと感じ

正当性のある反撃として 暴言暴力などの攻撃を行います。

また、奇妙な自信、歪んだプライドを持っているのですが、その自信は非常に不安定なものなので、

自分の自信やプライドを守るために通常とは異なる解決方法や手段を選んでしまいます。

自分を特別だと感じ、自分の利益の確保と拡大を常に望んでいるため、

その望みがかなわないと傷つき、相手を自分の評価を下げる脅威と感じて、問題解決より攻撃を優先してしまうのです。

「弱い犬ほどよくほえる」ということです。

 
また いくつかのあおり運転の加害者側の車には 女性が同乗していたということも注目すべきポイントです。

多くの場合、人は同性だけでいる時よりも、「男らしく」「女らしく」ふるまうようになります。

男性なら、女性に良いところを見せようとしたり、勇気を出して女性を守ろうとしたりするでしょう。

しかし、その「男らしさ」を誤解している人が あおり運転をエスカレートさせてしまうこともあります。

権威や力があたかもあるかのように見せるために、相手を威嚇し、ねじ伏せるような横柄で乱暴な言動、

ヤクザ映画で見るような男優を「男らしい」と思ってしまっている人と

そういった男性を好意的に思ってしまっている同乗者であれば あおり運転はエスカレートする一方でしょう。

 

 

 

●被害にあったドライバーの特徴●

 

あおり運転をされたという経験をもつドライバーに普段の運転について調査したところ
 

・十分な車間距離を保つ・・・92%
・ウィンカーは早めに出す・・・92%
・進路を譲る・・・90%

 
とマナーを守って安全運転を心がけている様子がわかります。
またそのドライバーに運転に自信があるかどうか調査したところ
 

ある・・・17%
どちらかといえばある・・・53.%

 
と回答していることから、運転に不慣れな初心者だけでなく
あおり運転の被害に遭う可能性があるということを意識しておく必要があります。
 
 
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緊急時の対策 ~あおり運転2


 
ここ数年「あおり運転」による事故や事件のニュースが後を絶えません。
 
自動車やバイクなどの運転中に車間距離を極端に詰めたり幅寄せを行ったりする行為、

これを通称「あおり運転」として報道されていますが、これによる恐喝や暴行事件にも発展するケースが非常に多くあり

もはや他人事ではありません。

 
あおり運転での検挙数は、

2015年が7,571件、2016年が6,690件などですが、

2018年の6月1~7日に、全国の警察が高速道路で初の一斉取り締まりを実施した結果、

たった一週間でしたが車間距離保持義務違反で1088件が検挙されました。
 
明日にでも あおり運転をされるかもしれませんので

ドライバーは普段から理解と対策を深めることを要しているでしょう。
 

●被害者の調査結果●

 

ドライバー2,230人を対象に行った調査によると

あおり運転をされた経験が「ある」と答えたドライバーが、70.4%

と半数以上のドライバーが経験しているという驚くべき数字になっています。
 
うち被害にあったドライバーが どんな「あおり運転」をされたか

複数回答有で問うと
 

車間距離を詰めてきて もっと速く走るように挑発された・・・78%

幅寄せされた・・・21%

ハイビームを当てられた・・・19%

執拗にクラクションを鳴らされた・・・15%

前方の車に 不必要な急ブレーキをされた・・・14%

 
このように「あおり運転」は 身近に横行しているのがわかります。
 
運転に不慣れなドライバーだけでなく

ベテランのドライバーですら 安全にルールに従って走行していたからといって被害に遭わないわけではありません。
 
一体 どのような車が被害者になりやすいのか
そして加害者の車の傾向を見ていきましょう。
 
 

★車種とカラー★

 
 

「あおり運転」を受けやすい車種や色は
 

〈車種〉

軽自動車・・・28.8%
コンパクトカー/ハッチバック・・・22.8%

〈カラー〉

ホワイト・・・26.3%
シルバー・・・25.8%

 
このように サイズの比較的小さな車両と白系のカラーの車が上位を占め、
あおり運転を受けやすい傾向にありました。

 

●加害者の傾向●

 

上記で 被害者の乗っていた車について触れましたが、
加害者である あおった側の車にも傾向がみられます。
 

〈車種〉

セダン・・・33.5%
バン/トラック・・・18.3%

〈カラー〉

ブラック・・・27.8%

 
が最も多い結果となりました。

ある研究によると、大きくて目線の高い車や高級車に乗ると、自分が高級になったと錯覚しやすく、
一部には気が大きくなって攻撃的になるドライバーもいるといいます。
また多数のステッカーや装飾品でカスタムを施している車両は、特にあおり運転を引き起こしやすい傾向があるそうです。
 
煽られないために 煽られにくい車両を購入し直したり、
車種やカラーを変更するわけにもいきませんが、
傾向を把握しておくことも 対策のひとつといえるでしょう

 

 

 
 
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緊急時の対策 ~あおり運転1


ご存知の通り、改正消費税法の施行により、10月1日より消費税および地方消費税の税率が8%から10%に引上げられました。

5年ぶりの増税ということもあり、9月末までに 生活用品や高額商品を購入したという方も少なくないのではないでしょうか
 
駆け込み需要として 家電量販店などで人気が高かった商品のうち

注目すべきところに「ドライブレコーダー」が挙げられます。
 
それは 近年頻発している「あおり運転」への抑止力や
万が一の事故の原因や証拠材料となりえる要素が大きいことから
一般ドライバーも このドライブレコーダーを取り付ける動きが高まっているからにほかなりません。
 

 

●あおり運転の事件事故●

 
頻発する「あおり運転」のニュースには 驚くばかりですが
過去の卑劣な事故は 下記のような重大な影響を与えた事件ばかりではなく
ごくごく身近にも起こっていると言えます。
 
◇2017年6月 神奈川県足柄上郡大井町の東名高速道路下り線の追越し車線で
無職石橋和歩被告(26)の車が あおり運転の末、被害者のワゴン車を強引に停車させた上、被害者に暴行を加えた。
その直後、後ろから来たトラックに被害者の車両が追突され被害者一家4人のうち夫婦2人が死亡、2人の娘も負傷した。
 
◇2018年7月 大阪府堺市にて元警備員の中村精寛被告(40)の車が
大型バイクを運転していた男子大学生をあおり、追突し死亡させた。
 
◇2019年8月  茨城県の常磐自動車道で
会社役員宮崎文夫容疑者(43)の車が前方を走っていた自動車に執拗なあおり運転の末、無理矢理停車させ、
被害に遭った運転手に殴るなどをして怪我を負わせた。また同乗の女は男は被害者を殴る様子を携帯電話で撮影する事件が発生した。
 
◇2019年9月 愛知県内の東名高速道路でワゴン車の男が、前方を走る乗用車にあおり運転を繰り返した上、
エアガンを発射する事件が発生した。
 

●あおり運転とは●

 

一般的に私たちは 「あおり運転」のイメージは持っているものの
具体的にはどういったことか 明確ではない場合が多いかと思います。改めて確認していきましょう
 
・前方を走行する車に対して、進路を譲るよう強要する行為
・車間距離を狭め、異常接近
・追い回し
・無理な割り込みや 割り込み後の急ブレーキ
・幅寄せ
 
これらに併せ、罵声を浴びせる、クラクションやパッシング等などによって相手を威嚇する、嫌がらせや仕返しをする行為などが挙げられます。
 
韓国では あおり運転を「報復運転」と言うそうです。
 
英語では トラックの荷台部分の扉をTailgateと言うことから、
車のすぐ後ろに付いてあおる行為を「テールゲーティング(en:Tailgating)」と言い
運転手が自動車の運転中に割り込みや追い越しなどに腹を立て、過激な報復行動を取ることを
「路上での激怒」を意味する「ロード・レージ(en:Road rage)」という語もあるそうです。
 
どこの国でも「あおり運転」は社会問題として無視できない課題となっているようです。
 
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