月別アーカイブ: 2021年4月
大型連休中の減便
4月30日は図書館記念日。
1950年4月30日に図書館法が公布され、公共図書館の機能の明確化と原則無料が打ち出されました。こうした画期的な文化立法の誕生により、私たちは自由にたくさんの本や資料を読み借りることができるようになりました。そんな図書館は今なお進化し続けています。
地方都市では買い物から医療、教育のサービスがひとつの場所で完結できる複合施設に図書館が設けられるなど、異なる公的機能を「つなぐ」という役割が現代における図書館に求められています。
昨年オープンした角川武蔵野ミュージアムは、図書館・美術館・博物館が融合した文化複合施設です。ポップカルチャー発信拠点としてデジタルとアナログの融合を楽しめる新感覚のエンターテインメント図書館です。
こうした最先端の図書館も、コロナ禍により使用が制限されており寂しさがあります。現状が落ち着いたら様々な図書館をめぐってみたいものです。
<大型連休中の減便>
今年も5月の大型連休“ゴールデンウィーク”は一部ではありますが、緊急事態宣言が発令されたことで残念ながら外出を最低限に控えなければいけません。
首都圏の鉄道各社は、緊急事態宣言に伴って大型連休の合間の平日の通勤時間帯について、運行本数を減らすと発表しました。対象となるのはJR東日本や東京メトロなど首都圏の主な鉄道会社9社。ほとんどが大型連休の合間の平日の今月30日と来月6日、7日の主に朝の通勤時間帯での減便となるそうです。路線の多いJR東日本で1日当たりおよそ100本の減便と大幅に削減されます。
今回の減便は検索アプリには反映されていないこともあるため、仕事や出張で鉄道を利用する方はホームページで確認しましょう。
<地方も注意>
京成電鉄は、4月30日、5月6日、7日の平日3日間に加えて、4月29日、5月1日から5日、8日、9日の8日間も対象と期間が幅広いので気をつけましょう。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されていない地域でも人の流出防止のため、観光地の鉄道やバスの運行を抑える動きが各地で見られています。
終息が見えない世の中、自粛生活への疲れを感じることも増えたと思います。過度に屋内に籠りがちにならないよう、太陽の光を浴びることも大事です。日光に当たることで免疫機能を高めます。メンタル面の不調を防ぐ効果もあるとされているため、適度に散歩をするなど健康的な生活を心がけましょう。
交通機関が減便になることで自動車の交通量が増えるかもしれません。運転する際はどうかお気をつけて、安全点検・安全運転でいきましょう。
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新型コロナの影響~郵便
皆様は パソコンやスマートフォンが普及し始めてから
誰かと連絡を取る際には メールやSNSを利用することが一般的となり
直筆で手紙を書いたり
切手を貼って葉書をポストに投函したりする機会は
年々減っているという方がほとんどではないでしょうか。
●配送のはじまり「飛脚」●
古くは 600年代の飛鳥時代には 手紙や品物は 「伝馬(てんま)」という馬により運ばれ
その約500年後の鎌倉時代になると「飛脚」が登場するようになりました。
当初飛脚は 武士が利用していましたが、
戦国時代には 勢力争いが絶えない時代背景から
飛脚の役割も人目を忍ぶ「密使」であったことが少なくなかったため
業態化することはありませんでした。
ようやく江戸時代になると幕府によって 飛脚制度が整備され
幕府の文書を運ぶことができるのが「継飛脚」とされ、
大名が利用するのは「大名飛脚」、庶民が利用するのは「町飛脚」と区別されました。
東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道の5つの道である「五街道」や、
宿場も整備され 交通基盤も整えられました。
飛脚は 東京~大阪間の約500㎞を
宿駅のある約10㎞交代のリレー輸送で
3,4日で走ったと言われています。
もちろん荷物を運ぶ際は 馬を使用しました。
現在の「速達」や「指定日到着」のようなプランもあったようですが、
舗装されていない道や山道に加え
天候の悪化や河川の増水による足止め、地震などの天災から
窃盗や盗難、荷物の引継ぎの渋滞などによる延着や不着、紛失もあったそうです。
●郵政記念日●
先日の4月20日は「郵政記念日」という日でした。
長きに渡り続いてきた飛脚制度に代わり
1871年4月20日に郵便制度がスタートしたことから
この日が記念日とされています。
この郵便制度の構築に尽力したのは
1円切手の肖像でも知られる「日本近代郵便の父」、
前島密(まえじまひそか)官僚です。
新型コロナ以前には この記念日に
「郵政博物館」で前島密展などのイベントも行われていたり、
郵政関係者の表彰が行われていたようです。
●新型コロナと日本郵便●
確かに現在では 手紙は書く機会が減り
年賀状ですら発行枚数も減少傾向にありますが
新型コロナは 日本郵政にも影響を及ぼしました。
昨年 皆様のお手元にも届いたかと思います、
通称「アベノマスク」。お使いになりましたでしょうか。
1世帯2枚ずつ配送されたこのマスクは
全国1100の郵便局に納入され、
配達員10万人規模で
配送先は 別居世帯宛てなどを含め約6300万ヶ所という
大規模な国家配送になりました。
また 新型コロナの影響による 売上も厳しいものでした。
海外のコロナ情勢からの国際郵便物の引受停止や
国内の経済活動の停滞から郵便、ゆうメールの取り扱い数の減少で苦戦している中
ゆうパックは利用増と健闘しています。
感染拡大を防ぐ為の「巣ごもり」自粛生活で
インターネット通販やフリマアプリの利用率が高まり
家に居ながら買い物をして 商品が家に届く
というシステムの業種は コロナ禍で需要を拡大させ
軒並み売り上げを伸ばしています。
自粛傾向がまだまだ続きそうな現況ととともに
個人や一般家庭の配達には 繁忙期を伸ばしそうです。
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京都支店 大学研究設備の移設作業を実施
先日、弊社ホームページを通じて大学教授様よりご依頼があり、大学キャンパス内で研究室間の移設作業を行いました。
研究設備の中にエレベーターへ乗せられない装置があり、専門業者の助力を得たいということで、今回のご依頼となりました。屋内は門型クレーン、屋外はクレーンの付いたトラックで装置を吊り上げ、慎重に学内を運搬致しました。
写真は丁寧に梱包した装置をクレーンで吊り下ろし、搬入先の研究室へ運搬する準備をしているところです。
岩瀬運輸機工なら重量物相当の研究設備も安心してお任せ頂けます。
場所や用途に応じたクレーンや機械を使用するため、幅広い現場で柔軟な対応が可能です。
お気軽にご相談ください。
春はバッテリーの上がりに注意
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「まん延防止等重点措置」が今週月曜日に東京都でも適用されました。各都道府県では、営業時間の短縮や外出自粛を呼びかけています。
東京都三鷹市の三鷹駅では北口は措置が適用される武蔵野市ですが、南口が適用外の三鷹市。一本通りを挟んだだけで営業時間が変わってしまうのです。当然お客さんは南口のお店へ流れていくため、不満の声が募ります。こうした対策がいつまで続くのか、心苦しいですが、第4波に歯止めをかけるためにも引き続き気を引き締めていきましょう。
春は新生活がはじまる季節。緊急事態宣言の解除や新年度ということで外出が増えるかと思います。
そこで気をつけて頂きたいのが「バッテリーの上がりによる故障」です。コロナ禍において、クルマによる移動の需要は高まっています。しかし緊急事態宣言の発令により、外出が減少し、長距離の移動の機会も減少しました。これにより久しぶりにクルマを走らせてバッテリーが上がってしまい走れなくなったというケースが増えました。
そこで今回は春に多い、バッテリー上がりの注意点を解説いたします。
<春先の出動要請理由>
JAFロードサービスによると、出動要請依頼の理由TOP3は、1位が「バッテリー上がり」、2位が「タイヤのパンク」、3位が「キー閉じこみ」となっているそうです。これら3つが全体の約65%を占めており、ドライバーのうっかりミス、メンテナンス不足などの人的要因が多いとのことです。
密を避けての移動のため、買い物や通勤に使用する機会がぐんと増えます。自然放電の可能性も多いです。
<バッテリー上がりの原因>
バッテリー上がりはバッテリーに蓄えられている電気の量より電気の使用量が大きい状態が続くと起きます。原因はいくつかの理由が考えられますがよくある3つ注意点を挙げます。
・ライトの消し忘れ
夜間やトンネルでの走行後、ライトを消し忘れたままエンジンを停止し車を離れてしまうことがあります。この時は当然エンジンを切っているためバッテリーの電気だけでライトは点灯しています。この状態が続くとバッテリーの電気はなくなります。
・運転頻度が少なかった(自然放電)
自然放電とは、使用していなくても蓄えられた電気の量が自動的に少しずつ減っていく現象です。通常は走行中に充電が行われるので問題ないのですが、車に乗る機会が極端に少ない場合、自然放電でバッテリーが上がる可能性があります。現在最も増加していると言われている原因です。
・バッテリーが寿命を迎えた
バッテリーも他の車の部品と同じく、「寿命」があります。寿命を迎えたバッテリーは電気を蓄えられなくなってしまいます。出かける機会が減ってあまり使っていないからと、換えないのは危険です。
<対策>
日常からできる対策をし備えましょう。
・電装品がオフになっていることを確認
エンジンを停止した状態でライト類や室内灯、ウインカーなどを点け続けると、車載しているバッテリーに充電されないまま、どんどん蓄えられた電気を消費してしまいます。
・バッテリーメンテナンス
バッテリートラブルは2年を過ぎたころから多くなると言われています。バッテリー液の減りが早い、バッテリー本体が膨らんでいるなど、外観から見て分かる異常もあります。
エンジンがかからなくなる前に定期的に点検しましょう。
今月末からゴールデンウィークの連休が控えていることから、外出・遠出が増えると予測されています。外出が増えると事故のリスクも増えます。リスクを回避し愛車を守るためにも、こまめな点検をすることをおすすめします。異常に気づいたらできるだけ早く整備工場やガソリンスタンドなどで点検を受けましょう。
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新型コロナの影響~聖火
全国的に例年よりも早い桜の開花に沸き立ちながら
新年度がスタートしましたが
新たな職場や学校などに まだまだ慣れない方も少なくないでしょう
昨年度は 未知とのウイルスの脅威に対し
入学式や入社式といった式典も 歓迎会などの中止が各地でみられましたが
今年は 感染対策を講じながら行っているところも少なくありませんでしたね。
しかし新型コロナの感染者数は再び増加傾向にある地域もあり
まだまだ予断を許さない状況は続いていますが
そのような中でも 「聖火リレー」はスタートしています。
●オリンピックと聖火について
紀元前776年に古代ギリシアのオリンピアにて開催された「オリンピア祭典競技」
この古代オリンピックの始まりとされる競技会は
古代ギリシャの都市国家間の争いが続き、疫病も流行る最中
王への神からの「争いをやめ 競技せよ」とのご託宣により
始まったいわばゼウス神に捧げる宗教競技祭でした。
現在のオリンピックの聖火も
古代オリンピックと同様の方法で火をつけているのをご存知でしょうか
オリンピックが始まる数か月前に
ギリシャのオリンピアに存在する「ヘラの神殿跡」にて
太陽光線を一点に集中させる凹面鏡に、
炉の女神ヘスティアを祀る11人の女優が演じる巫女が
トーチをかざし 採火されます。
古代ギリシャでは オリンピックに関係なく日常的に
火には ヘスティアという女神が宿っていて
平和と繁栄や幸福をもたらすと考えられていたため
ギリシャの人々にとって 火はとても大切なもので
各家庭では炉に火を灯し続けていたと言われています。
そして 聖なる火をおこせるのは 神に仕える巫女だそうなのです。
当時の聖火の運搬方法が リレー形式によるものでした。
一つの同じ火を受け渡し、繋ぐというもので
今のリレーと同じメッセージをくみ取れます。
●聖火の運搬
2020年3月24日 大会組織委員会とIOCが
オリンピックの開催を延期することを発表しました。
世界的な新型コロナのパンデミックを配慮した延期は
世論も納得した結果だったかと思います。
しかし そのわずか数日前
ギリシャから「聖火」が日本に到着していました。
聖火の輸送は 空輸によるものでした。
大会のオフィシャルエアラインパートナーである
ANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)が共同で運航した
「TOKYO 2020号」という聖火特別輸送機がその大役を担いました。
その機体は JALが保有するボーイング 787-8型機で、
聖火ランナーやオリンピックエンブレムなどが描かれた特別デザインを施されていました。
その機体は 3月18日12時55分に羽田空港からアテネに向けて出発し
聖火の入ったランタンを乗せて 20日に宮城県の航空自衛隊 松島基地に到着しました。
そのわずか数日後に大会の延期が決定し
前例のない事態に
IOCの専門家のアドバイスを受け、東京消防庁、警察と協議し
聖火の保管については
複数のランタンを用い、灯油を入れ替えながら
非公表の極秘扱いという厳重管理となっていたそうです。
保管場所については 大会組織委員会の会長すら知らなかったほど。
聖火を運ぶランタンは 主に真鍮でできており
高さ約30センチ、重さは約1.8キロ
エンブレムの刻印が際立つデザインになっています。
このデザインの監修は日本の吉岡徳仁氏。
聖火リレーのトーチにも貢献された方です。
この聖火リレーで使用されるトーチの素材の約3割に
東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ建築廃材が再利用されています。
人々の生活を見守ってきた仮設住宅が、
平和のシンボルとしてオリンピックトーチに姿を変え、
一歩ずつ復興に向けて進む被災地の姿を世界に伝えるというコンセプトだそうです。
日本各地で 聖火リレーについて
無観客や中止が検討されていたりするニュースを耳にします。
一日も早く 収束することを願わずにはいられません。
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令和3年度 入社式
4月1日、令和3年度入社式を行いました。
本年度は本社2名・名古屋支店1名の3名が新しい仲間となりました。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、マスク着用・3密対策を講じ20分間という時間短縮での開催となりました。
岩瀬運輸機工 令和3年度入社式
4月1日に入社式が行われました。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、マスク着用・3密対策を講じ20分間という時間短縮での開催となりました。集合写真での撮影時のみマスクを外して撮影しております。
入社式では、本社2名・名古屋支店1名の3名の希望に満ち溢れた皆さんが、新しい仲間としての参加となり、社長あいさつ、辞令交付が行われました。
オンラインでの挨拶や会話が増えるなか、実際に顔を合わせ歓迎の言葉を頂いたことで、岩瀬運輸機工のメンバーとして働くということをより一層実感されたかと思います。
新入社員の皆さんは期待に満ち溢れた元気で堂々とした姿勢で決意表明をしました。
新入社員の皆さん、誠におめでとうございます。
そして、一緒に働けることを誇りに思います。
皆さん今後の活躍に期待しております。
コンテナ不足
4月になりました。
世間では新学期、新生活がはじまる時期となっています。
冬眠していた動物たちも起き活動します。
桜が咲く時期、風情がありあたたかな陽気で心も晴れ渡ります。そんな春ですが、南風が吹く影響で黄砂に気をつけなければなりません。
黄砂は韓国や中国で観測されることが多いですが、日本列島にも飛来しており九州から近畿、北陸、東北を中心に見通しが悪くなっています。気象庁によると、先日東京でも10年ぶりに黄砂観測したそうです。
鼻炎や結膜炎などのアレルギー疾患も、黄砂によって悪化すると考えられています。
なるべく外出を控えることも大事ですが、家にいるとき網戸をキレイに掃除にしとくのも対策のひとつです。網戸を汚れたままにしておくと、黄砂や花粉を部屋の中に侵入させてしまうことになり、体調不良にもつながります。4月は特に多いので今後も注意が必要です。
3月23日、エジプトのスエズ運河で台湾の会社が運行する大型コンテナ船が座礁しました。スエズ運河がアジアと欧州を結ぶ海上輸送の要衝であること物流停滞が心配されました。29日夕方にコンテナ船の離礁作業が終わり、運河の通航が再開されたものの、新型コロナウイルス流行の影響で生じた世界的なコンテナ不足に拍車を掛ける恐れがあると危ぶまれました。
<深刻なコンテナ不足>
会場輸送に用いられるコンテナの不足が、深刻な状態に発展しつつあります。
事の発端は2020年に発生した新型コロナウイルスのパンデミックです。感染拡大への対策として世界各国で都市封鎖が起き、経済が停止しました。これにより大量のコンテナが港に積み上げられるようになりました。パンデミックの最初の発生地である中ですが、経済の再開も1番早く、アジアに残っていたコンテナを中国が次々と欧米に輸出しました。
しかし大量の荷物が押し寄せても、北米やヨーロッパでは制限が続くため作業員やドライバーが不足しており荷物をさばききれていないのが現状です。
<運賃の値上がり>
巣ごもり需要により世界的にオンラインショッピングの売り上げが伸びています。
世界の貿易数量は去年6月以降、6か月連続で前月と比べて増加しているという統計もあります。しかしアメリカではコンテナ処理に遅延がかかっているため、アジアなどに十分な量が戻らなくなっていると言います。世界で使われるコンテナは9割以上が中国で生産されていますが、急激な需要の増加で、新しいコンテナの供給も間に合っていません。コンテナが自体高騰していることから、航路によっては運賃が通常時の3倍まで膨れ上がっています。
コンテナの不足は物流コストの値上がりだけでなく商品自体の価格も値上がりする可能性があります。長引く北米やヨーロッパの都市封鎖。港が通常通りに動かない限り、コンテナ不足は解消されません。
日用品の輸出に遅れが出ていることもあり、私の日常にも影響を及ぼすかもしれません。