2025年春の全国交通安全運動 〜新たな取り組みと企業・ドライバーが意識すべき安全ポイント〜

桜とトラック

はじめに

毎年恒例となっている「春の全国交通安全運動」が、2025年も4月6日(日)から15日(土)までの10日間にわたって全国で実施されます。これは交通事故防止を目的とした国民運動であり、警察庁および都道府県警察、自治体、関係団体が一体となって取り組むキャンペーンです。

特に今年は、改正された道路交通法の施行(2024年11月)や「自転車のルール違反に対する取り締まり強化」が重なり、例年以上に注目すべきポイントが多く存在します。本記事では、2025年春の交通安全運動の概要と、輸送業界を含むドライバー全体に関係するトピックを中心に解説していきます。

運動の基本方針と重点目標(2025年)

警察庁が発表した今年の交通安全運動の基本方針は次の通りです:

「こどもを始めとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践」
「歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用の促進」
「自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底」

このうち、特に注目されているのが【自転車の安全利用】と【横断歩道の安全確保】です。これは2024年に施行された道路交通法の改正によって、自転車運転に対する罰則が強化されたことが背景にあります。

自転車利用者への取り締まりが強化

2024年11月の法改正により、「ながらスマホ」や「酒気帯び運転」に関する罰則が強化され、自転車運転にも“青切符”制度(軽微な違反に対する反則金)が導入されました。

これにより、以下のような違反行為に対しても摘発されやすくなります:

・飲酒運転

・片手運転(傘さし等)

・イヤホン使用

・無灯火走行

・一時停止無視

・二人乗り

・並進の禁止

特に通学時間帯や夕方の帰宅ラッシュ時には、トラックや業務車両と自転車が交差する場面も多く、運送業のドライバーにとっても事故リスクの増大につながります。したがって、周囲の自転車の動きにいっそう注意を払う必要があります。

横断歩道の「歩行者優先」の徹底

警視庁の調査によると、横断歩道での歩行者妨害は依然として多く、全国的にも大きな課題となっています。2025年の春の交通安全運動では、特に「横断歩道における一時停止の徹底」が求められており、トラックやバスなど大型車両の停止義務違反に対しても、取締が強化される見込みです。

特に薄暮時(夕方16〜18時)や夜間帯は、歩行者が見えづらくなる時間帯であり、ドライバーは早めのヘッドライト点灯と、交差点手前でのスピードダウンを徹底しましょう。

安全運転を支える企業としての取組み

岩瀬運輸機工では、これまでから安全運転教育を通じて「衝撃の見える化」を進めてきました。精密機械輸送を専門とする当社にとって、安全なドライビング技術は企業価値そのものです。

また、運転者にとっては見落としがちな「ながら運転」や、「脇見運転」などのヒューマンエラーも、繁忙期には発生しやすくなります。企業としても日常的な運転環境の改善と心理的負担の軽減が必要不可欠です。

交通安全は社会全体の取り組み

物流業界にとって、交通安全は一企業の問題ではありません。トラックは日本の生活インフラを支える存在であり、私たちの安全運転が地域社会や他の交通参加者の命を守ることにつながります。

また、春は新入学・新社会人の季節でもあり、交通ルールに不慣れな歩行者や自転車利用者が増える時期です。ドライバーは、初心者の動きを予測する意識を持ち、「止まる」「譲る」「確認する」を徹底しましょう。

最後に:春の交通安全運動にどう向き合うか

今年の春の交通安全運動は、法改正によって新たな取り組みが講評されています。

・自転車の取締強化によるリスク意識の向上
・横断歩道でのマナー向上と一時停止の徹底
・大型車・業務車両の責任ある走行

これらはすべて、事故ゼロ社会の実現に向けた大切なステップです。岩瀬運輸機工では、今年もドライバー一人ひとりがこの運動の意義を深く理解し、プロとしての安全意識を高める機会ととらえています。

↓↓ 岩瀬運輸機工について詳しくはこちら ↓↓


参考
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/torikumi/safety_campaign.html

2025年入社式


4月1日、弊社では本社にて入社式を執り行いました。

 

今年は、IWASEグループで新たに6名の新入社員を迎えることができました。

入社式では、社長から一人ひとりに入社辞令が手渡され、新入社員の皆さんの緊張した面持ちの中にも、

これからの挑戦への期待が感じられました。

その後、新入社員それぞれが自己紹介とともに抱負を語り、一言ひとことに社会人としての決意と意気込みが込められていました。

社内には新たな仲間を迎えた喜びと期待が広がり、入社式を通じて新入社員と既存メンバーのつながりがより深まりました。これから共に学び、成長しながら、新たな挑戦に向かって歩んでいけることを楽しみにしています。