皆さま、こんにちは。
金木犀が香り秋の訪れを感じさせる季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
9月21日から30日までの10日間、世界一の交通安全都市TOKYOを目指して、「秋の全国交通安全運動」が実施されます。
警察庁によると、今回は以下の5つに重点を置いているそうです。
コロナ禍により見かける機会が増えた自転車や二輪車によるデリバリーサービス。これらの交通ルール違反が近年増加しています。スマホを見ながらの走行や歩行も目立ちます。
とても危険な行為です。自分自身の身を守るため注意しましょう。
その他、詳しくは交通安全情報サイトをご確認ください。
https://www.safetyaction.tokyo/
さて今回は秋の全国交通安全運動のテーマのひとつに掲げられている、「夕暮れ時と夜間の事故防止と歩行者等の保護など安全運転意識の向上」について取り上げたいと思います。
夏が終わり、秋に入るこの季節、日没の時間も早まってきました。
日が暮れ始めると空は薄暗くなるため前方がぼやけて見えます。
そんな時間に事故は多発しています。
夕暮れ時の交通事故対策にはどんな工夫はあるでしょうか、紹介していきます。
1日のうちで交通事故が起こりやすい時間帯をご存じですか?
政府広報オンラインによりますと、17時台から19時台の夕暮れ時(薄暮時間帯)が突出して死亡事故が多いです。
季節や地域によって差はありますが、一般には「夕暮れ時」や「たそがれ時」「日暮れ時」などと呼ばれる時間帯です。警察庁では、日没前後1時間を「薄暮時間帯」としています。薄暮は“はくぼ”と読みます。
特に薄暮時間帯には、自動車と歩行者が衝突する事故が最も多く発生しており、事故類型別では、横断中が約9割を占めていることがわかりました。
この時間帯は、周囲の視界が徐々に悪くなり、自動車や自転車、歩行者などの発見がお互いに遅れ、距離や速度が分かりにくくなるためです。
薄暗くなる前から早めにライトを点灯し、歩行者や自転車に自分の存在を周囲に知らせることが大切です。対向車や先行車がいない時にはハイビームの活用も効果的です。
また視界が悪くなりやすいので、速度を落として、周りをよく見て運転しましょう。
道路で見る、ダイヤマークをご存じですか?
これは「横断歩道又は自転車横断帯あり」という意味があります。
信号機のない横断歩道の手前には、原則として路面にダイヤマーク♢が表示されています。
このマークがあったら速度を落とし横断歩道前で停止できるよう減速しなければなりません。
警視庁によると、歩行者が横断中に発生した死亡事故は、約8割が「横断歩道以外」で発生しています。
横断歩道が近くにあるところでは横断歩道を横断する、横断が禁止されている道路を横断しないなどの交通ルールを守りましょう。
自転車の場合、ライトは必ず点灯してください。故障や充電切れがないかチェックも忘れずに。
反射材も必ず装備し、存在をアピールしましょう。
その他にも交通事故を巻き込まれないための工夫も大切です。
夕暮れ時はドライバーから歩行者が見にくいことがあります。
反射材のシールを靴に貼ったりキーホルダーをカバンに着ける。ライトを活用することが効果的です。
光に反射して歩行者がいることを周知させることができます。
秋から冬にかけて、薄暮時間帯は特に注意が必要な時間帯となります。秋の全国交通安全運動を機に、交通ルールを再度見直ししましょう。
車を運転していないと道路標識を意識することはないかもしれません。しかし確認することで、交通ルールに関する知識が深まります。知っていれば損はしません。歩行者であっても事故を未然に防ぐため、交通ルールを学んでみましょう。