12月11日は「国際山岳デー」です。
2002年の国連総会で定められた国際山岳デーは、国際社会が山岳地域の環境保全と持続可能な開発について考える日です。
地球の将来を担う子どもたちへの教育活動も盛んに行われています。豊かな心をはぐくみ、自然と共存できるようにするためには体験活動が重要であると言われています。そこで環境省では「子どもパークレンジャー」(通称JPR)という自然保護の大切さや自然との付き合い方、豊かな人間性をはぐくむことを目的とした活動を全国で実施しています。
環境省レンジャー(自然保護管)と一緒に国立公園などにおいて、自然観察や自然解説による自然環境学習などを小・中学生に体験して自然の大切さについて学ぶプログラムです。
人と自然の関わりを楽しんで学べる機会があることは良いことです。皆さんも豊富な自然を守り後世に伝えていくために、こうした取り組みに参加してみてはいかがでしょうか。
そんな豊かな自然が魅力的な日本ですが、秋冬の山岳は美しいと危険の隣り合わせ。
坂や急カーブが多く、天候にも気をつけなければならず、普段の道以上に注意が必要です。
そこで今回は「山道を運転する際の注意点」を紹介していきます。
山道で事故を起こさないために、ぜひ覚えておいてください。
スピードが出やすい下り道はこまめにスピードチェックをしましょう。フットブレーキを踏み続けていると発熱によりブレーキが利かなくなる場合がありますので、エンジンブレーキを使用しましょう。
山道はカーブが多く非常に危険です。先の見通しが良くないのでその先に何があるかわかりにくいです。あらゆることを予測して急カーブではゆっくりと走行しましょう。
山道には細い道もたくさんあります。車間距離を充分に空け対向車に注意しましょう。
横が崖や足場が悪い場所でなければ、できるだけ道の端に車を寄せ、減速して通過しましょう。
どんなに安全運転に気をつけていても、野生動物と遭遇する場合は少なくありません。
野生動物が頻繁に出没する場所では、道路標識で注意を促していることがあります。
山道で野生動物に出会ったら、焦らず動きを見ましょう。単独ではなく群れで移動している可能性もあるので、一頭通り過ぎたからといってすぐに発進しないで様子を伺います。
山の天気は急変しやすく、急な雨や霧に襲われる可能性もあります。
雨で視界が悪い中、山道を運転することは危険です。
フロントガラスをはじめ、窓ガラスやサイドミラーにガラスコーディングをして運転視界を改善させましょう。
また吹雪や降雪時などは、前方のヘッドライトは必ず点灯させましょう。周りの車に位置を知らせて衝突事故を防ぎます。ハザードランプも点滅させることも有効的です。
山道はカーブが多いだけでなく足場の悪い道もあり揺れやすいです。普段は車酔いしないという人でも、車酔いを起こす場合もあります。同乗者のためにも酔い止め薬を常備しましょう。
特に子供を乗せている場合は、あると安心します。また窓を開けて換気すると良いでしょう。
今回は「山道を運転する際の注意点」を紹介いたしました。
新型コロナの感染者数が落ち着いている現在、旅行やアウトドアの機会が増えています。
場所によってはまだ紅葉が見られる場所もあり、ドライブするのに気持ちいい季節です。
しかしだんだんと冷え込み冬も本格化しています。
気候が変わりやすい今こそ山道の運転には注意が必要です。
準備を万全にしておくと安心感が違うはずです。
上記の注意点を確認して、ドライブを楽しんでくださいね。