運輸事業に関わりがある方なら、もうご存知ですよね。
しかし運送会社をよく利用していても、消費者という立場上、知らないという方も多いでしょう。
この機会に大切な取り組みを確認しましょう。
「グリーン経営」は環境に配慮した一定のレベル以上の取り組みを行っている運送企業に、付与されるマークです。
グリーン経営の概要
環境に配慮する、といっても基準が分からなければなかなか取り組みにくい部分ではあります。
しかし、一般的な目安があれば、取り組み自体は容易です。
グリーン経営認証
グリーン経営認証の狙い
グリーン経営認証を受けることにより、運送業界全体の環境保全への取り組み強化につながります。
グリーン経営の進め方
グリーン経営推進チェックリストを活用したグリーン経営の推進フロー
グリーン経営推進チェックリストは、事業者として目指すべき取組みを示すものです。
チェックすることで、自社の環境保全活動への取組み状況を把握します。
評価結果に基づいて、環境保全活動の効果が上がるよう、取組み内容を見直します。
新たに取組みを始める場合には、目標(取組み項目と達成レベル)を設定します。
すでに、取組みを進めてきた企業で目標を達成できなかった場合は、その原因がどこにあるのかをさまざまな角度から分析し、改善策の検討を行います。
また、目標を達成できた場合は、より高い目標の設定が可能かどうかを検討します。
これらの検討は、次の「行動計画の作成・見直し」に役立てます。
現状の取組み状況の評価結果や検討した改善策を踏まえ、今後の目標や目標達成へ向けた具体的な取組み内容などを盛り込んだ行動計画を作成(見直し)します。
行動計画に盛り込む内容は、環境保全活動への取組みについての現状把握とその課題です。
チェック結果に基づく取組み状況の評価と課題をまとめます。
また、目標達成へ向けた具体的な取組み内容には、掲げた目標を達成するための具体的な取組み内容(チェック項目のうち今後重点的に取組んでいこうと考える事項)とそのスケジュールをまとめます。
計画を策定したら、経営責任者以下、全社挙げて実行に移すことが重要です。
取組みの状況は定期的に記録し、チェックリストによる自社の環境保全活動への取組み状況の把握に役立てます。
取組みを進めていくには、しっかりとした環境保全の仕組みや体制の整備が必要です。
何よりも、会社全体を挙げて活動し、続けていくことが大切なのです。
あなたがよく利用している運送会社には、この「グリーン経営」マーク、付いていますか?