皆さま、こんにちは。
早いもので7月に突入し、2020年下半期がはじまりました。
7月と聞くと、もう夏だなと思いますね。
梅雨はまだ続きますが、晴れ間のは夏らしい強い日差しもあります。今年の夏はマスクが欠かせないため、普段よりも蒸し暑く感じるでしょう。こまめな水分補給や紫外線対策などに注意が必要です。
6月30日から施行された改正道路交通法によって「妨害運転罪」が適用されました。
今回は、罰則が強化されることになった「妨害運転」の注意点、対策について特集します。
「あおり運転」(妨害運転)は、重大な交通事故につながる極めて悪質・危険な行為です。
ルールとマナーを守ってこそ成り立つ安全な車社会、妨害運転をしていなくてもいつどこで被害を受けるかわかりません。ドライバーは危険性を学び、より一層の安全運転を心がける必要があります。
1) 通行区分違反
(他車に異常に接近したり、対向車線を逆走したりする)
2) 急ブレーキ禁止違反
(後ろの車が危険を感じるような急ブレーキをかける)
3) 車間距離不保持
(前の車との車間を詰める)
4) 進路変更禁止違反
(急に車線変更をしたり、前車の前に割り込んだりする)
5) 追越し違反
(左車線から乱暴に追い越しをする)
6) 減光等義務違反
(わざとハイビームで照らしたり不要なパッシングを繰り返す)
7) 警音器使用制限違反
(必要がない場所なのにクラクションを鳴らす)
8) 安全運転義務違反
(蛇行運転や幅寄せなどを行う)
9) 最低速度違反(高速自動車国道)
(高速自動車国道などで低速走行をする)
10) 高速自動車国道等駐停車違反
(高速自動車国道などで駐停車する)
(参考:警視庁作成リーフレット)
●妨害運転(交通の危険のおそれ)
3年以下の懲役又は100万円以下の罰金、違反点数25点。
免許取消し(2年間再取得不可)
●妨害運転(著しい交通の危険)
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金、違反者講習点数35点。
免許取消し(3年間再取得不可)
(参考:警視庁作成リーフレット)
・車の外に出ずに、すぐに110番通報をしましょう。
・慌てずサービスエリアやパーキングエリア等、交通事故に遭わない場所に避難する。
・ドライブレコーダーを設置!
事故やトラブルのときにドライバーを守るドライブレコーダーを装着し、有効に活用しましょう。記録された映像を見ることにより、運転者がヒヤリハット・交通事故を起こしやすい運転行動を振り返って客観的に確認することができます。交通事故の防止にも繋がります。
今回から施行されたあおり運転罪は自転車も対象となります。
自転車についても車と同じように厳しい罰則を科すことにしていて、14歳以上であれば悪質な場合は刑事罰を受ける可能性があります。くれぐれもお気をつけください。
警視庁
警視庁はヘリコプターを使って妨害運転をする車がないかを空からの監視もはじめました。違反車両を見つけたら、地上で待機するパトカーに知らせ、連携して追跡し、徹底的に取り締まりを行う体制です。このした取り組みがあおり運転減少に繋がれば良いですが、なによりも1人1人のドライバーが「思いやり」と「ゆずり合い」の気持ちを持って運転することがより一層大切になっていきます。