株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

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トラックやトレーラを運転するために


トラックやトレーラを運転するには、当たり前のことですが免許が必要です。

ではその免許の種類や取得した免許で運転できる条件は、すべてご存知でしょうか?

法律で細かく決められておりますので、一緒に確認しましょう。

 

運転免許の種類

運転免許の種類によって運転可能な自動車、自動二輪車、原動機付自転車は道路交通法で決められています。

トラックを運転する場合、大型自動車免許を受けていれば、大型・中型・普通・小型・軽トラックと多様な用途に応じたトラックの運転が可能です。

大型免許の受験資格は21歳以上かつ運転経験3年以上、中型免許の受験資格は20歳以上かつ運転経験2年以上と道路交通法で定められています。

 

けん引免許

大型自動車、中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車のいずれかで他の車をけん引する時は、けん引する自動車の種類に応じた免許の他にけん引免許が必要です。

ただし、車両総重量が750kg以下の車をけん引する時や、故障車をロープでけん引する時は、けん引免許は必要としません。

 

特殊車両の通行

車両制限令による最高限度

道路法第47条で「車両制限令に定める車両の幅、重量、高さ、長さ又は最小回転半径の最高限度を超えるものは、道路を通行させてはならない」と定められています。

最高限度を超える特殊車両の通行は道路管理者に申請します。

 

特殊車両通行の際の確認事項

特殊車両通行許可証が車両に備えられていることを確認しましょう。

車両総重量が20トンを超えるトラックを運行する際には、車体の前面に標識が表示されていることを確認します。

 

道路による法定最高速度

道路標識や標示で最高速度が示されている場合

標識や標示で最高速度が示されている場合はその速度が最高速度であり、その速度を超えて運転してはいけません。

 

道路標識や道路標示で最高速度が示されていない場合

標識や標示で最高速度が示されていない一般道路では、トラックの種別に拘わらず全て速度は60km/hです。

自動車専用道路及び中央分離帯のない高速自動車国道でも、トラックの種別に拘わらず速度は60km/hです。

高速自動車国道の最高速度は、車両総重量8トン以上のトラック及びトレーラは速度80km/h、車両総重量8トン未満のトラック及び軽トラックは速度100km/hです。

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運転席の高さと視界との関係

トラックは運転席が乗用車に比べて高い位置にあり視界が広いです。

反面、運転者は前方を上方から見下すような視野での運転となります。

前車との車間距離は長く感じやすく、実際の車間距離が短くなります。

そのためトラックが起こす事故のなかで、とくに追突事故が多くなっています。

 

追突事故を防止する運転

追突事故防止のため、以下のチェックを行いましょう。

 

トラック幅と運転

車長の長いトラックは、乗用車よりもホイールベースが長く内輪差も大きいです。

内輪差が大きいため「左折時に左側方の歩行者やバイクを巻き込む事故」を起こしやすいのです。

左折時には歩行者やバイクの動静をよく注意して運転しましょう。

 

狭い道路への左折時車体がふくらむ

トラックは内輪差が大きいため、狭い道路へ左折する時、大きくハンドルを右に切り、センターラインをはみ出して左折することがあります。

これは道路交通法違反であり、予め道路の左端に寄り左折しましょう。

 

右折時は車体後部がオーバーハングする

トラックは右折時にオーバーハングし、車体後部が外側に振られ後続車に接触する恐れがあります。

この点を十分注意して運転しましょう。

 

狭い道路での対向車とのすれ違い

トラックの車幅は2.2~2.5mで、乗用車の約1.3倍程度あります。

狭い道路では対向車とのすれ違い時に接触事故を起こす恐れがあります。

自分の運転技量を過信せず、徐行や一時停止を行い十分に安全を確認し通過しましょう。

 

カーブ等での車体一部の対向車線へのはみ出し

狭い道幅のカーブ走行時には、速度を減速することばかりではなく、センターラインをはみ出さないように車幅にも注意を払った運転が必要とされています。

特に右カーブでは、視線が右に向きやすく、右側ミラーできちんとセンターラインをとらえて、はみ出さないような運転を心掛けましょう。

 

トラックやトレーラを運転するためには、実はさまざまな条件やルールがあったのです。

ルールを遵守した上で、物流業界をしっかりと引っ張っていきましょう。

 

引用参考 トラックドライバーのための安全運転の基礎知識

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