ドライバーの皆さんはディーゼル車など「先進環境対応車」をご存知かと思います。
以前に比べ、その普及は運送業界のみならず一般的にも格段に増えています。
【基本指針】
アイドリング・ストップの励行を徹底します。
ただし、温度管理が必要な貨物を輸送している冷凍・冷蔵車および DPF の手動再生時などは対象としません。
ステッカー(「アイドリング・ストップ宣言」)の配布等の啓発活動の推進
「アイドリング・ストップ宣言」のステッカー配布活動をはじめ、各種アイドリング・ストップの啓発を推進します。
アイドリング・ストップ支援機器の助成、普及促進
アイドリング・ストップの励行支援のため、アイドリング・ストップ支援機器(エアヒーター、車載バッテリー式冷房装置等)の導入に際して助成を行い、普及促進を図ります。
トラックステーション等の仮眠・休憩施設の利用促進
チラシやラジオを使ったキャンペーン活動により、トラックステーションおよび高速道路 SA・PAなどの仮眠・休憩施設の積極的な活用を推進します。
【基本指針】
車齢の高いディーゼル車を中心として、先進環境対応車への代替えに努めます。
天然ガストラックの普及促進
エネルギー・セキュリティの観点に加え、排出ガス特性にも優れた天然ガストラックの普及促進に努めます。また、天然ガストラックの普及のためのインフラ(天然ガススタンド)整備の促進に努めます。
ハイブリッドトラックの普及促進
燃費効率に優れたハイブリッドトラックの普及促進に努めます。
先進環境対応型ディーゼルトラックの普及促進
環境にやさしい先進環境対応型ディーゼルトラックの普及促進に努めます。
【基本指針】
一層の輸送効率向上を図るため、実車率および積載率の向上に努めるとともに、共同輸配送、車両の大型化および情報化などを積極的に推進します。
車両の大型化・トレーラ化の推進
燃料消費を減らし、環境負荷を低減するために、車両の大型化、トレーラ化の推進に努めます。
共同輸配送の推進
一層の輸送効率化向上を図るため、幹線や都市内などでの共同輸配送を推進します。
求荷求車情報ネットワーク「WebKIT」の普及拡大による実車率および積載率の向上
中小トラック運送事業者のための、求荷求車情報ネットワーク「WebKIT」の普及拡大に努め、実車率および積載率の向上を図ります。
自営転換の促進
荷主業界と一体となり、自家用トラックからより輸送効率の高い営業用トラックへの転換を促進します。
【基本指針】
地域環境に配慮し、騒音の少ない運転を励行するなどにより騒音の低減に努めます。
深夜・早朝のアイドリングや空ぶかしの抑制
騒音対策として、特に、深夜・早朝におけるアイドリングや空ぶかしを行わないように努めます。
環境対応車の普及促進
天然ガストラック等の低公害車は、振動が少なく静音性に優れており、騒音低減面からもその導入に努めます。
高速道路の利用促進
騒音対策の面からも、高速道路の利用を促進します。
中央車線走行の徹底
エンジン音の大きい大型車を沿道から遠ざけるため、特に、中央寄り車線の走行を促している地域では、中央寄り車線の走行を徹底します。
【基本指針】
使用済み車両資材および点検整備等で生じる廃棄物などの適正処理やリサイクルに努めます。また、輸送用梱包資材などの繰り返し利用(リユース)とリサイクル化の推進に努めます。
廃棄物(廃油・フロン等)の適正処理とリサイクル推進
点検整備やトラック廃車に伴う廃棄物(廃油など)の適正処理とリサイクル推進に努めます。
輸送梱包資材(ネット付き毛布・プラスチック製の箱等)の繰り返し利用の推進
梱包資材の購入時に、ネット付き毛布・プラスチック製の箱など、繰り返し利用が可能なものを選択するように努めます。
再生タイヤの利用促進
再生タイヤの利用を推進し、経費の節減を図るとともに、廃タイヤの削減等の環境保全に努めます。
再生パレットの利用促進
リサイクル可能なパレットの利用を促進します。
各種の具体的な取り組みですが、どれも大切な活動です。
ひとつひとつきちんと実施してエコに貢献しましょう。
引用参考:新・環境基本行動計画パンフレット