本日3月11日は 誰しも忘れることはできない東日本大震災の発生した日です。
被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
あの未曾有の災害で 亡くなられた方は1万5900人
今もなお 捜索が続いている行方不明の方は2523人
多くの尊い命を一瞬で奪った自然の猛威は 全世界に大きな衝撃を与えました。
世界各国が救助チームを派遣し、捜索活動や救助活動等を行い、
また、多くの支援物資や義援金の援助、チャリティーイベントの開催等もありました。
ロシアも例外ではありませんでした。
ロシアの救助チームは 地震発生の数日後から宮城県石巻市周辺にて
困難で過酷な搬送作業も行ってくれました。
震災から11年後
まさか大国の軍事侵攻が現実に起っているとは。。。
2月24日にロシアがウクライナ侵攻へ舵をきってからわずか数日後
3月4日に平和の祭典とも言えるパラリンピックが開会式を迎えました。
パラリンピックでは46の国と地域から564人が
6競技78種目を競います。
★アルペンスキー
★クロスカントリー
★スノーボード
★バイアスロン
★アイスホッケー
★車いすカーリング
例えば アイスホッケーですと
選手は「スレッジ」と呼ばれる氷上のソリに乗り
片手でそのソリに付いたグリップで漕ぐように前進し
一方の手にはスティックを握りパスやシュートを繰り出すといったテクニックが必要なうえに
加えて激しいぶつかり合いや目にも止まらぬスピード競技で
一般のアイスホッケーよりも高度な技術が必要なのでは?!と驚いてしまいます。
また
車いすカーリングでは
一般のカーリングで見るストーンを前方を擦る「スウィープ」がありません。
より一層の精度の高いショットが勝負の分かれ道になると言います。
夏季のパラリンピックでも同様に
競技自体の難しさや過酷さ、そしてなにより選手のポテンシャルの高さに
圧倒されたものです。
パラアスリートの抱える障害の種類は様々であることから
オリンピックよりも種目数が多いことはご存知の方も多いでしょう。
厚生労働省によると
日本では 身体や心等に障害がある人が 約936万6千人おり
全人口に占める割合が約7.4%と公表しました。
そのうち
身体障害者は 436.0万人、
知的障害者は 108.2万人、
精神障害者は 392.4万人
様々な障害を抱えている方は この数字を見ても少なくありませんし
身近にいらっしゃる、という方もおいででしょう。
パラリンピックで種目が多いように
日本の運転免許も取得には 様々な障害別に教習を行っています。
★四肢体幹障害者教習
★聴覚障害者教習
★発達障害者教習
★高次脳機能障害者講習
また 取得の条件として
それぞれの障害の種類や程度に応じた車両の装置義務も生じます。
例えば
「両下肢を股関節から先の部分で欠くもの、又は両下肢の機能を全廃したもの」
に該当する方の条件には
・オートマティック車で アクセルとブレーキは手動式に限る
・運転操作上有効な義足を使用する
というように様々な取得条件が定められています。
また個別の障害状況や都道府県の公安委員会の方針により多少異なる場合もありますが
運転シュミレーターにより
・座席への自力での乗降
・ハンドルやペダルの適切な操作
等が検査されます。
いわゆる健常者でも 目が悪いと「眼鏡使用」という条件が付く事と同様に
いかなる人もハンドルを握り 公道で車両を安全に走行させるべく
様々な条件があるのです。
北京パラリンピックの閉会式まであと残り2日間
氷上・雪上のパラアスリートたちを応援しましょう。