以前「安全運転と事故防止策」というエントリーでは、自然災害での安全運転と事故防止についてお話しいたしましたが、今回は、道路を利用する歩行者や自転車などについての危険予測についてお話しいたします。
学校や公園などの付近では、いつ子供が飛び出してくるかわかりません。周囲の状況を把握し、スピードを十分に落とした運転を心がけてください。特に、通学時間帯などに配慮しましょう。道路脇で遊んでいる子供を見かけた時は、一時停止ないしは徐行運転を行ってください。もしも他の道路を通れば迂回することができるようでしたら、子供の通学ろなどはなるべく避けた経路をとるようにしましょう。止むを得ず通学路や公園の付近を通る場合には、子供と車体の間に十分間隔をとって運転するなど、慎重な運転をすることが事故の回避につながります。
道路脇に子供の飛び出しの兆候がない場合でも、道路の反対側の子供と一緒に遊ぶために飛び出してくるかもしれません。また、道路脇に自転車や遊び道具が置かれている場合には、それに向かって飛び出してくる可能性もあります。子供を発見したら、その反対側の道や周囲にも目を配ることを徹底しましょう。
高齢者は、視力や聴力の衰えがあり判断力も低下していることから、車に気づかなかったり車のスピードがつかめないことがよくあります。走行車両の直前直後に横断してくることが多いため、高齢者を見かけたら横断してくるかもしれないと考え、あらかじめスピードを落として走行するなど、十分に注意する必要があります。夜間や明け方などの時間帯に歩行者を見かけた場合も、高齢者かもしれないと考えてあらかじめスピードを落とすなど、十分に注意する必要があります。
自転車が側方に走っている時は、追い抜くときなどは安全のため自転車の動きに注意し、十分な間隔をとって徐行することを心がけましょう。住宅街や見通しの悪い交差点などの場所では、自転車が飛び出してくる可能性が高いので、スピードを落とし注意して走行することを徹底しましょう。交通ルールを理解していない自転車の利用者の中には、夜間に無灯火で走っている人もいます。暗い道路では気づかないことも考慮し、ヘッドライトの下向き照射範囲内の約40mで十分に停止できる速度で走行することを意識しましょう。
左折時に側方の資格に二輪車や原付がいないか、右折時に対向車の資格に隠れていないかなど、小さな二輪車や原付を見落とさないように、十分に注意を払うことが必要です。二輪車や原付が側方や前方にいる場合には、周辺の交通状況をよく見て二輪車や原付が進路を変更するのか、右左折をするのか、直進をするのか予測し、十分な間隔をとることが必要です。また、二輪車や原付が近くに走行している場合には、進路変更をせず、二輪車を先に行かせ、原付には気をつけて走行することが、事故の回避につながります。