8月も終盤になり、酷暑のピークも過ぎたかと思いますが
今年の夏も厳しい暑さとなりましたね。
総務省消防庁の調べによりますと
熱中症の症状で病院に救急搬送された人数は
8月1日~18日までの速報値として
累計3万1713人に上り、
2008年の統計開始以来、8月の過去最高人数を更新したことが分かりました。
そのうち12日~18日までの1週間で
救急搬送された人数は全国で7338人となり、昨年同時期に比べ1・6倍多いとのことです。
猛暑のピークが過ぎたからとはいえ
まだまだ油断せずに予防しなければなりません。
熱中症は 野外だけでなく
実際は屋内で発症する場合が多いので
普通乗用車、トラックなどの
車両でも気を付けなければなりません。
JAFによる車内温度の変化を測定する実験結果では、
室温を25度にした車両を
外気温35度(午後12時)の炎天下に駐車した場合、
エンジン停止後15分で
空間が人体にいかに危険な状態を示す指数を熱中症指数(WBGT)と言いますが、
その指数がたった15分で「危険」レベルに達してしまうといった結果になりました。
たとえエアコンが効いていたとしても 車内での熱中症のリスクはなくなりません。
万が一に備え あらかじめ 熱中症の対策をしておきましょう。
密閉された車内ではエアコンをつけていても 直射日光があたる場所では注意が必要です。
ダッシュボード付近では、外気以上の約70℃まで上昇することもあり
室温が低くても 直射日光によって 体温が上昇して熱中症を引き起こしてしまうことがあります。
また エアコンの冷風が後部座席に届きにくい場合もあるため、後部に同乗している高齢者や子どもには注意するようにしましょう
サンシェードや窓用の遮熱フィルム等を上手く活用することもおすすめします。
長時間の運転が控えていたり、渋滞を想定したときに
ドライバーはトイレに行くことを控えるため等、水分補給を後回しにしてしまう傾向があります。
しかしこれが熱中症の原因である「水分の不足」に直結してしまいます。
車内に体内への吸収がよいスポーツドリンクや経口補水液などを常備し、ノンカフェインの水分をこまめに採りましょう。
6月後半~7月の晴れ間や、梅雨明けの蒸し暑くなった時期、残暑の時期にも
熱中症は発症しやすいと言われています。
「暑熱順化」といって 暑い日が続くと、次第に身体が暑さに慣れてきますが、体温調節がうまく出来ない初夏の頃や
寝不足や疲れがたまって体調が悪い時、二日酔いや下痢で体内の水分が減っている時には いっそうリスクが高まります。
また肥満傾向の人、体力のない人、持病のある人も発症しやすいことがわかっています。
ハンドルを握る以上は 普段から 汗をかきやすい身体つくりをし
健康を意識する食生活等を送り熱中症の対策を万全にしておくことが重要です。
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