ごく普通の道路での事故も本当にたいへんなことですが、高速道路での事故はスピードが出ている分、大きな被害となります。
トラックやトレーラーを運転される方はもちろん、プライベートでも車に乗る方は高速道路を走ったことがある方がほとんどかと存じます。
ご自身ではなくとも、周囲で「ひやり」としたこともあるのではないでしょうか?
以下に高速道路での事故防止策をまとめました。
高速道路のIC、料金所近郊は車両の輻輳による接触事故や、急カーブによる横転・重大事故事例があり危険地帯です。
車両性能の向上によるスピードの出し過ぎや、高速走行によるスピード感覚の薄れに起因する事故事例が多いです。
PA・合流地域での割り込み、飛び出しによる衝突・製品落下の事故事例があります。
長時間運転は危険意識の低下を招きます。
また高速走行は視野が狭まり、近景がぼやける傾向にあり所定の休憩が重要となります。
きちんと休息をとるようにしましょう。
事故車・故障車・道路整備等により停車中の車・人・仮設物に衝突する事故事例があります。
高速道路での事故は規模が甚大であり他に与える影響が極めて大きく、「重量物輸送」運転者は絶対に加害者になってはなりません。
もちろん、この他の月でも事故は起こっています。
◆単語チェック:スタンディングウェーブ現象
タイヤの空気圧不足で高速回転するとタイヤのたわみが大きくなり、波状に変形することをいいます。
この現象が発生すると、短時間でトレッド剥離やバースト(破裂)することが多いです。
高速道路を走行する時は、適正な空気圧に充填することが大切なのです。
普段何気なく走行している高速道路は、本来非常に危険な場所です。
ドライバーである皆さんが「安全に運転しよう」と心がけているからこそ、それぞれが安心して走行できる場所となっているのです。
これからもどうか安全運転でドライブを楽しみましょう。
引用参考 鉄材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック