今週末、明後日6月14日は 「五輪旗制定記念日」という記念日だそうです。
1914年6月14日
パリで開催されたIOC設立20周年記念式典で
オリンピックシンボルが描かれた五輪旗が発表されました。
オリンピックの創立者であるクーベルタン男爵が考案した五輪には、
オセアニア、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカの五大陸を表し
さらに
五つの自然現象(火の赤・水の青・木の緑・土の黒・砂の黄色)と
スポーツの5大鉄則(情熱・水分・体力・技術・栄養)を
原色5色と5つの重なり合う輪で表現したものだそうです。
本来であれば 来月開催されるはずであったオリンピックですが
ご存知の通り 来年に延期されることとなってしまいました。
長きにわたるオリンピックの歴史上初となる「延期」での開催
その開催に備え 小池都知事は
具体的な新型コロナウイルス関連の対策について詳細に明言はしていないものの
退会の簡素化と合理化を検討し
安心で安全な大会になるよう全力で取り組むとしています。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ為
自動車関連業界もまた日々その対策に 創意工夫をし、また模索しています。
外国人観光客の激減や「緊急事態宣言」が発令されて以降、
多くの店舗が休業したり テレワークが推奨されたり
多くの人が外出を自粛する事態に
様々な業界が大きな打撃を受けており 自動車関連業界も例外ではありません。
今回は タクシー業界を見てみましょう。
公共交通機関の中でも 深夜でも営業可能な職種でありながら
売上が見込める3月4月の歓送迎会シーズンも重なってしまったこともあり
そのダメージは大きいとのことです。
しかし 個人事業主の個人タクシーの場合は
収入が前年比の半分となれば
国から100万円の持続化給付金が支給される為
無理にガソリンなどの経費をかけて稼働せずに
休業する選択肢をされる方も少なくないようです。
では 個人事業主でない 法人タクシーは どうでしょう
不特定多数の人と密室状態の車内で接触する機会の多いタクシードライバーも
当初は全国的に多数の感染者が確認されています。
しかし 現在では ほとんどのタクシー会社では
お客様だけでなくドライバーも守るための様々な対策を実行しています。
全国ハイヤー・タクシー 連合会のガイドラインによると
といった運行中の対策や
このようにタクシーを利用する側のお客様に対しての対策についても指針を示しています。
また タクシー会社によっては
運転席と後部座席をビニールで仕切る工夫をしている車両も登場しています。
スムーズな支払いを実現するために ビニールには支払いスペースを開閉式にしていたり
キャッシュレス決済の対応も進んでいるようです。
そして
地方では タクシーによる買い物やデリバリー代行の取り組みが広がりを見せています。
本来「人」を乗せ送迎する事業の為 荷物を運搬することは法律上できませんでした。
しかし 国土交通省は タクシー事業者に対し、
飲食店からの料理配送の受託を特例的に認める方針を明らかにし
飲食店の配送ニーズと外出自粛で需要が落ち込んでいるタクシー業界を支える対応策を表明したのです。
それを受けて
スーパーなどでの買い物や薬局での薬の受け取り、
書類の配達や受け取りといったことまで代行してくれるタクシーも登場し
高齢者のみならずこのサービスは地域住民に支持され注目されています。
全国的に規制が緩和され徐々に元の日常に戻るような風向きになってきましたが
新型コロナウイルスに有効なワクチンの開発や効果的な薬品等が明確でない現状では
まだまだ感染を防ぐ対策も継続しなければなりません
一日も早く収束をすることはもちろんですが
柔軟で様々なアイデアや工夫が生まれ 生活様式がより良く変化し
様々な業界や地域が活性化できるきっかけになったと振り返れるような期間になることを願います。