今日はクリスマスですね♪
皆様のご自宅にもサンタクロースからのプレゼントは届いていましたでしょうか
今年は事前にWHO(世界保健機関)が 世界中の子供たちに向け
「サンタは 新型コロナの免疫を持っているので 大丈夫♪」という温かみのある発表をしていましたね
さて
来たる12月30日は「地下鉄記念日」だそうです。
「地下鉄の父」とも言われる早川徳次という方の尽力により
1925年から工事がスタートし 1927年12月30日に日本初の地下鉄が開業しました。
上野から浅草間の2.2キロ 4分50秒と 非常に短距離ではありますが、
画期的で 初日の乗客数は10万人とも言われています。
現在の銀座線にあたるこの開業を記念して「地下鉄記念日」となりました。
今回の運搬ブログでは 多くの人々を運ぶ地下鉄における新型コロナの影響について見ていきたいと思います。
新型コロナの感染拡大を抑えるべく自粛要請やテレワークの推奨などもあり
今年は全国的に地下鉄の利用者が減少し 各社とも運賃収入の減少が
前年度に比べて半減しており、
京都市営地下鉄では設備投資の増大などによる累積赤字が約3000億円とも言われています。
今後 新型コロナの収束が見えない中で 集客が見込めない状況が長引けば
路線やダイヤの見直し、運賃の値上げ等が懸念されます。
新型コロナの感染で懸念されるのは 密閉・密集・密接ですが
東京メトロの地下鉄ではこの感染要素を踏まえ 下記のような対策をとっています。
☆密閉
・車両内の換気
・駅待合室の換気
☆密集
・混雑状況の表示・・・HPで公開
・呼びかけ・・・・・駅構内放送や車内放送、
公式HPやデジタルサイネージ等で
時差通勤やテレワークへのご協力の呼びかけ
・位置表示・・・・・定期売り場の並び位置の表示
☆密接
・消毒
・ビニールシートの設置
・消毒液の設置
・抗菌処置
その他にも 全駅の全トイレに石鹸を常備したり
ハンドドライヤーの使用を中止したりしています。
このような対策は全国的な地下鉄で行われておりますが、
利用する私たちもラッシュ時を避けたり、会話を控えたりといった予防を心掛けなければと思います。
例年 大晦日から元旦の早朝にかけてだけ
一晩中電車が運行しているのは
そもそも日本人の社会的な習慣でもある初詣の参拝客のため
大都市圏や有名な神社のある地域では終夜運転が実施されています。
ただ需要が見込めない路線では最終/始発の時間帯を
繰り上げ、繰り下げするなどの対応もする場合もあります。
感染者が高止まりをしている近況を鑑み
今年は首都圏の私鉄各社は この終夜運転や運転時間の延長は実施しないことを発表しています。
「初詣」にあたる期間には 下記のような諸説があります
・元旦(1月1日)の参詣
・三が日(1月1日~3日)の参詣
・松の内(1月1日~7日)の参詣
とはいえ今年は 全国的に初詣の分散参拝が呼びかけられていますし
通常より前倒して年内から縁起物の授与を行う「幸先詣」や、
参拝を控える人のために祈祷したお札の郵送にも応じるなど
各神社とも様々な取り組みを講じています。
記憶に新しいかと思いますが
先月 視覚障がい者の男性が地下鉄の線路に転落し
電車に撥ねられて亡くなる事故が起こりました。
こういった悲しい事故は 以前から問題視され
地下鉄のホームには 年々ホームドアの設置がなされてきてはいますが
全ホームには及んでおらず 危険なホームも点在しています。
さらに このような状況の中で 問題提起されたのは
新型コロナによる日常音の変化です。
換気による音の変化、人々の往来数の音や様子の変化など
些細な状況や微妙な音の変化が
視覚障がい者の音の記憶や経験を狂わせている可能性があるそうです。
地下鉄に限らず 街中でも
ソーシャルディスタンスとはいえども
困っている人や辛そうな人に手を差し伸べる気持ちをいつも持っていたいですね。
ありがとうございました。
来る年も皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。