5月21日は 「リンドバーグ翼の日」という記念日だそうです。
1927年(昭和2年)当時25歳のアメリカの航空士 チャールズ・リンドバーグが
ニューヨーク~フランス・パリ間、5810㎞の大西洋無着陸横断飛行に
「スピリットオブセントルイス号 」と名付けたプロペラ機で
世界で初めて単独で成功した日になります。
「翼よ、あれがパリの灯だ」という有名な台詞はここで発せられたものだったのか!
と思いきや これは後世の脚色で
到着地がパリであったことすら分からず、
第一声は「英語を話せる人はいませんか?」説と「トイレはどこ?」説が。。。
どちらにせよ 「翼よ、あれがパリの灯だ」という名台詞は幻だったようです。
その後も リンドバーグは 夫妻で日本の北海道や大阪、福岡にも立ち寄ったり
世界中を飛び回っていたそうです。
現在の新型コロナ禍では なかなか難しい世界旅行のフライトですよね。。
まだまだ日本では緊急事態宣言が発出されている地域も多く、
感染者数は高止まりを続け 海外旅行どころではないといった現状で
航空会社の経営不振は深刻です。
しかし 航空会社各社も 様々な取り組みをしています。
全日本空輸では 国際線で使用していた機体を
なんと結婚式場として提供するという
機内ウエディングプランを期間限定で募集しました。
ボーイング777-300ER型機
駐機しているボーイング777-300ER型機の飛行機の中で
最大30名のゲストを招いての結婚式には
現役CAのオリジナル機内アナウンスや生演奏もあり、
飛行機が大好きなカップルに大好評だったそうで
あっという間に募集は終了してしまいました。
利用していない国際線の機体で 一日1組の挙式料金約155万円は
航空会社にとって非常に有効活用ですし
航空ファンのカップルにとっては 飛行機1機まるごと貸切という貴重な機会はないので
また
機内食を担当するANAケータリングサービスは
ピーク時には成田と川崎の2工場合わせて1日約3万食の機内食を製造していたにもかかわらず、
新型コロナの影響で1〜2割程度に落ち込んでしまったといいます。
そこで 和食、洋食、子供用の3種類の機内食をネット販売してみたところ
これが大ヒットになり、すぐさま完売となり
家庭でも フライト気分を味わいたいという人が多いことがわかります。
日本航空でも 新型コロナ禍ならではの企画を実施しています。
普段一般の人には見ることができない成田空港の裏側を見学できるツアーが人気とのことです。
それは
駐機場周辺の航空管制を行う管制塔「新ランプタワー」の研修室や
第1ターミナル前にあるA滑走路の超至近距離にある「消防西分遣所」では
普段は見られない至近距離からのアングルから飛行機の離着陸を見られたり、
空港用の消防車も見学するマニアのみならず楽しめそうなツアーですよね。
旅行や仕事など 移動の手段として利用することが多い飛行機ですが、
離着陸が同一空港の「遊覧フライト」も楽しめそうです
それは 通常のフライトとは異なり、高度約5000メートルで飛行するため、
遊覧フライトならではの 眼下に近い富士山や日本アルプス等の景色を楽しんだり、
3時間半かけて西日本を一周するといったプランも。
現在もまだ多くの国で人の移動は制限され、
航空業界は大打撃を受けています。
しかし こうしたコロナ禍ならではのアイデア溢れる企画が
いっそう私たちを驚かせ、楽しませてくれるのではとも感じます。