皆さま、こんにちは。
6月になりました。早いもので、今月で2020年の上半期が終わろうとしています。
緊急事態宣言は解除されましたがまだまだ気を緩められない状態が続いております。
それでもこどもたちの笑顔が増え、街に人が徐々に戻りつつあります。
ニュースも明るいトピックスが多くみられるようになった気がします。
これから暑くなってきますが空気の換気に注意し、感染防止に取り組みましょう。
さて、先週からどんよりとした空模様が続き陽の差す時間も減ってきました。
気象庁によると、九州地方・四国地方では先週末に梅雨入りしました。
平年の梅雨入り時期を参考にすると、6月中旬にその他の地域も梅雨入りすると思われます。
今回は梅雨時期の運転について取り上げます。
ドライバーの皆さんにとっては、雨の中を走行する機会が多くなり、いつもよりも慎重な運転が必要な時期でもあります。雨の日のクルマは窓の曇りや油膜、他のクルマが跳ね上げた水しぶきなどで、車外の様子が確認しづらくなります。また、晴れた日に比べて制動力が低下するなど、注意すべき点がたくさんあります。
首都高速道路株式会社の調査によると、雨天時の時間当たりの事故件数は、晴天時と比較し、約4倍も高くなっているといわれています。
最も事故が多く発生する場面は、スリップによる事故です。速度が高いまま、カーブに進入し、その結果として生じるスリップのほか、追い越し時の急加速による直線でのスリップ、ほかにも轍の水たまりに進入した際にスリップするなど、さまざまなシチュエーションで起きています。スリップ事故が起きやすくなるのは時速60km以上。
スピードを出せば、ブレーキの制動距離が長くなるだけでなく、水たまりなどでハイドロプレーニング現象を引き起こします。タイヤが横滑りするなど危険を感じたら、できるだけハンドルを動かさずアクセルから足を離し、エンジンブレーキで自然に減速しましょう。
また晴天時に比べ、雨天時の1時間あたりの施設接触事故発生件数は約9倍となっています。晴天時は「追突事故」が大きな割合を占めるのに対して、雨天時は「施設接触事故」の割合が3割を占めています。雨による視界不良、滑りやすくなった路面が原因です。夜間は通常以上に注意が必要です。
タイヤの劣化は雨の日のスリップ事故に繋がります。ガラスの雨をとばしてくれるワイパーも長年使ってゴムが劣化すると水はけが悪くなるので注意が必要です。
道路が滑りやすいと、乾燥したときよりも車の停止距離が長くなるので、スピードの出しすぎは厳禁。車間距離を十分にとって、落ち着いた運転をすることが大切です。
雨の降り始めは思わぬところから歩行者や自転車の急な飛び出しがあるかもしれません。
こんなときは、ライトをつけて車の存在を通行人に知らせるなどの工夫をしましょう。
対向車や歩行者の存在を「知る」ためにも、“サイドミラーやバックミラーでの確認をこまめに行う”“サイドミラーを撥水コーティングしておく”“ワイパーやフロントガラスの油膜を取る”など結露を防ぎ、視界をクリアにすることも重要です。
晴れの日に使うという印象が強い偏光サングラスですが、雨の日にも使用されることがあります。雨で路面が反射して、視界が見えづらいことがありますよね。
遮光効果がある偏光サングラスを使用することで、余計な光を防いで、視界をクリアにしてくれます。反射で周囲が見えづらい、と感じる方はぜひ取り入れてみてください。
[参考:MITSUBISHI MOTORSクルマの学校、コスモMyカーリース、グーネット ]
今回紹介したことは知識として覚えておくと良いでしょう。
雨の日は晴れの日よりも気を遣い疲れやすいと言われています。
視界が悪いと無意識で目を凝らす時間が多いです。安全運転することを普段以上に意識しなくてはありません。そのため、長距離運転をする場合はこまめに休憩をとり疲れをとるなど、天候の変動だけでなく体調の変化にも気をつけましょう。