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先日の6月6日
関東甲信越では 17年ぶりに九州南部よりも早く梅雨入りとなりました。
今年も長雨の季節が始まりましたが
僅かな時間でも梅雨の晴れ間がのぞくと 気分も晴れるもの、
外出して散歩やショッピングを楽しみたいものですよね。
今から約50年前の1973年(昭和48年)6月10日日曜日のこの日、
東京の銀座から上野まで世界最長5.5kmの「歩行者天国」が実施されました。
現在の銀座の歩行者天国が約1.1Kmの距離なので
その5倍とは かなりの長距離だったことが想像できます。
このことから 本日の6月10日は「歩行者天国の日」と制定されたそうです。
調べてみると1973年の関東甲信越の梅雨入りは6月6日
この日は曇天だったようなので
僅かながら梅雨の晴れ間も見えた休日だったのかもしれませんね。
1960年代からの高度経済成長期の
自動車の急増により、交通事故や渋滞の増加や
排気ガスや騒音といった交通公害が深刻化している時代に
歩行者天国はそれらの減少に一定の効果が実証され
歩行者天国は全国に広まっていきます。
そして 歩行者天国は時代のトレンドも文化も生み出しました。
これまでは はしたないとされた 路上で歩きながら飲食をする「食べ歩き」が
日本の文化に許容されていったと言われています。
また「竹の子族」等のパフォーマンスをする一般の若者 またそれを観る若者で
賑わう時代もありました。
しかし、その後は 騒音やゴミ問題、渋滞の原因になる等、
廃止や規模縮小となった地域もありました。
現在実施されている歩行者天国はある意味生き残った貴重な産物ですので
休日に訪れてみてはいかがでしょうか。
梅雨時の晴れ間、気分が爽快になるというのは
多くの方が感じていることでしょう。
しかし梅雨入りによって 実際に多くの方が
頭痛、めまいやだるさといった「気象病」(「天気痛」)を抱えているようです。
ロート製薬ウェザーニューズ天気痛調査によると
気象病や天気痛を持っていると感じている人は
男性で約5割、女性だと約8割になるそうで
潜在患者数1000万人にのぼるとさえ言われています。
気象病の代表的な症状は
・頭痛
・関節痛
・耳鳴り
・喘息
・めまい
・倦怠感
・アレルギー
・吐き気
・鬱症状
これらの症状は 寒暖差や気圧差、湿度などの変化により
自律神経が乱れることで起こると考えられています。
この自律神経の乱れを生じさせるのは
耳の鼓膜の奥にあるカタツムリのような形をした「内耳」という器官になります。
「内耳」は体内で気圧を感じるセンサーとして
脳に信号を送り、自律神経を活性化させます。
敏感な人は、このセンサーが敏感な傾向があり、
少しの気圧の変化でも過剰に自律神経が活性化してい気象病を発症してしまうのです。
また
気圧の変化だけでなく、
湿度や温度の変化が自律神経に影響してしまうこともあるため、
特に安全運転を心掛けなければならないドライバーの方は
十分に注意しなければなりません。
気象病のもととなる自律神経の過剰な活性化を防ぐためには
内耳のセンサーを正常運転にしてあげることが気象病対策の一つとして大切です。
*耳たぶの少し上を水平に引っぱり、5~10秒したら離す
*耳たぶの後ろ側の骨のくぼみ(顎関節)を斜め上にぐっと押し、約30秒したら離す
*耳を横に引っ張ったまま、出来るだけ舌を30秒程出し続ける
このような運動で観み周りの血流が良くなり
センサーを正常に動かすことができると言われています。
また、
*充分な睡眠時間を確保する
*規則正しい生活を心がける
*適度な有酸素運動をする
*湯船にゆっくり浸かる等をし、適度に汗をかく
*食生活の改善
このような対処法で防ぐことも推奨されています。
まだまだ続く梅雨の季節
気象病に気を付けながら過ごしましょう。
本日は「歩行者天国の日」梅雨時の歩行者天国を散策してみては?
また梅雨時に発症しやすい「気象病」の症状と対策を意識して
安全運転を心がけましょう。