皆さん、こんにちは。
段々と涼しい風が吹きはじめ、秋を感じるようになりました。
日差しはまだ強い日が続きますが、朝晩は冷え込みます。
最高気温と最低気温のチェックは忘れずに。
衣替えの時期ですが、洋服選びには注意が必要です。
気温が5℃違うと、服装1枚分に相当すると言われているので、
羽織りやすいカーディガンやパーカー、ウィンドブレーカーなどを持ち歩くと良いでしょう。
さて今回は、物流業界で働く上で仕事に役立つ資格、キャリアアップを目指せる資格を紹介していきます。
物流と聞くと、何をイメージするでしょうか?恐らく、“モノを運ぶこと”がまず一番はじめに思い浮かぶと思います。ですが、物流の仕事はモノを運ぶこと以外にも重要な役割を担っています。
輸配送、保管、荷役、包装、流通加工の5つの機能のことを物流5大機能と言われ、5大機能に対応していることが「物流センター」の要件とされています。
近年ではデジタル化により、この5つにシステムを足した、物流6大機能が見直されています。
このように物流には様々な過程があり、多様な機能があります。そのためそれぞれに専門性が求められます。専門的な知識や経験は仕事を発展していくにあたり、重要度が増します。客観的に証明できる資格があれば、組織としても強くなれるだけでなく、個人としてもスキルアップやキャリアアップに役立ちます。
一口に資格と言っても、社会的認知度や難易度などさまざま。
そんな資格は、大きく分けて以下の3つに分類されます。
・国家資格
・公的資格
・民間資格
国家資格は、法律に基づき、国や国が委託した機関から授与される資格です。難関試験が多いため、その分社会的信頼度も高く、職業に直接つながる資格と言えます。
公的資格とは、国家資格と民間資格の間に位置づけられる資格です。地方自治体や公益法人が実施し、文部科学省や経済産業省などの官庁や大臣が認定する資格です。日商簿記や英語検定が該当します。
民間資格とは、民間企業や団体が独自の審査基準を設け、認定・授与する資格です。TOEICやMOS、ファイナンシャルプランナーなど様々な資格が存在します。
物流において資格は、大きく3つに分類されます。
・現場系の資格
・管理系の資格
・国際物流に関する資格
それでは資格の種類とともに紹介していきます。
輸送の際に欠かせないのが運転免許証です。運転免許証は国家資格です。
物流の現場では、「大型」、「中型」、「大型特殊」、「けん引」など免許が必要となることが多いです。またそれ以外に下記のような資格があります。
・フォークリフト運転技能者
国家資格。倉庫などでのフォークリフトの運転に必要な資格。合格率は約90%以上と難易度は易しいです。
・危険物取扱者
国家資格。危険物の貯蔵や取り扱いがあるガソリンスタンドや化学工場、石油貯蔵タンク、タンクローリーなどの施設や運転者に必要。合格率は種類によって異なりますが、最も難しい級で合格率は例年30~40%程度となっています。
などなど
ここでは、倉庫内や物流センターで物流か適切に行われているか確認し管理します。
・運行管理者(貨物)
国家資格。運送会社などで輸送の安全についての指導・監督します。合格率約30%。
・ロジスティクス管理
公的資格。ロジスティクスの企画・管理などの業務遂行に必要な知識を理解し証明します。合格率約20~40%
・ロジスティクスオペレーション
公的資格。物流企業の倉庫内の荷役、梱包や輸送などオペレーションを遂行するために必要な知識を証明します。合格約30%~50%。
・倉庫管理主任者
民間資格。倉庫における火災の防止その他の倉庫の管理に関する業務に携わる人材の資格。倉庫業者は選任が義務づけられています。合格率100%(講習の出席すれば合格)
などなど
・通関士
国家資格。輸出入業者に代わって、通関手続きを代理、代行するために必要です。合格率は10%と低く、約500時間以上の学習時間が必要といわれています。
・国際航空貨物取扱士(IATA/FAATAディプロマ)
民間資格。航空貨物の輸送に関する事務手続きや梱包作業などの技能を証明する資格です。合格率は約60%ですが、試験はすべて英語です。
・貿易実務検定
民間資格。貿易実務の能力や知識を証明する検定試験です。
A級~C級まであります。A級は合格率約6%と難易度が高く合格するのに狭き門です。
などなど
代表的な資格を取り上げましたが、まだまだたくさんあります。今の職種や仕事に合わせ、最適な資格を探してみてください。
今回は物流業界で働く上での有効的な資格を紹介しました。
勉強によりインプットした知識を仕事でアウトプットする。
資格取得のための勉強は、仕事の理解を深めます。
皆さまも、資格取得を挑戦してみてはいかがでしょうか。
※今期、運行管理者試験(貨物)にて弊社社員6名が合格いたしました!
詳しくは「岩瀬ブログ」をご覧ください♪