10月末日の早朝のニュースに 驚いき、涙された方も少なくないのではないでしょうか
沖縄のシンボルとも言える「首里城」が真っ赤な炎に包まれて 映画か、はたまたフェイクニュースではと錯覚するような映像に言葉を失いました。
現在のところ原因等の詳細はまだ明らかになっていませんが
31日未明に火災が発生し、約11時間にわたって正殿と北殿、南殿が全焼したほか、合わせて7棟の建屋、延べ4,800平米が焼失してしまいました。
首里城が焼失したのは、第二次世界大戦の際というのは有名な話ですが、
実のところ 1453年、1660年、1709年、1945年と過去にも火災の悲劇を繰り返してきた城でした。
木造建築であることに加え、赤い塗装には沖縄独特の「桐油」を使っていたことが火の勢いを早めてしまった可能性があるとのことです。
焼け落ちてしまった正殿と北殿、南殿などは「復元建造物」にあたり、文化財防災の対象外(火災当時)となっていた上に
スプリンクラーの未設置といった防火体制が整っていなかったことが 火災の悲劇を繰り返してきた城だけに不思議でなりません。
地震や台風といった様々な自然災害によって 自動車やトラックといった車両が
落下物による破損や、水没による故障といった被害に遭うことは 稀有なことかもしれません。
しかし 東日本大震災や最近の立て続く大型台風の襲来といった自然災害の惨状から
自治体やメディアでもハザードマップの活用を推奨するなど、
傾向と対策なる事柄をピックアップして 日頃からの注意や準備を促しているかと思います。
しかし、「火災」はどうでしょうか
火災に巻き込まれる、といったことも 「まさか自分には・・・」と思っているかたもいるでしょう。
これからの時期、特に乾燥した気候になり 火災には十分に注意しなければならなくなる季節でもあります。
まさかの「火災」について 車両に関連する事柄をみていきたいと思います。
消防庁の消防白書によると
車両火災の発生件数は
※「車両火災」とは、自動車車両、鉄道車両及び被けん引車又はこれらの積載物が焼損した火災をいう。
平成27年・・・4188件
平成28年・・・4053件
平成29年・・・3863件
意外と多いことに驚きませんか?
1日に10台の車両から火災が発生しているとは。。。
その出火件数を原因は ほとんどが「排気管による発火」そして「放火」のようです。
アクションやスパイ映画などで 車が大爆発しているシーンも
もしかしたら 身近に起こりえるかもしれません。
次回では 何故 車両火災が起こるのか 掘り下げてみていきたいと思います。
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