株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

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緊急時の対策~雪害9


 
 
今年の冬は 例年にない暖冬だそうですが
寒暖の差はまだまだ激しく
 
冬の運転には予期せぬ気象状況の変化にも
対策が必要となります。
 
冬特有の対策のJAFの救護要請に
バッテリートラブルがあります。
なんと1月は4割近くがこのトラブルによるものだそうです。
 
外出先や遠方でのバッテリートラブルによるエンストは
大変困りますし、さらなる事故にも繋がりますので
この機会にバッテリーの対策をしておきましょう。
 

●冬のバッテリー●

 

バッテリーは 電気を貯めておくことができる いわば「充電式乾電池」のような装置です。
 
エンジンを始動する際に バッテリーは エンジンシリンダー内の点火プラグやセルモーターに電気を供給し始動させたり、
パワステなどの電子制御機能、
ホーン、ライト、オーディオ、エアコンなどの車内装備にいたるまで
様々なパーツに電気を供給しています。
 
誰しも一度は 車内灯をつけたまま車を停車させて
買い物に行ってしまった、家に帰ってしまった、といった経験があるのではないでしょうか
 
エンジンを回さずにいる状態で
このように室内灯やエアコンなどをつけたままにしておくと
乾電池は空になってしまいます。
たとえ 空にならなくても エンジンを始動するときには
大量の電力が必要となりますので
弱りきったバッテリーでは セルモーターを回す電力が足らないといったこともあるのです。
 

〇バッテリーの寿命〇

 

ご存知の通り バッテリーは消耗品です。
 
使用状況や使用環境によって違いますが、
基本的にはその寿命は2~5年と言われています。
 

・電飾パーツを多く用いている車両
・頻繁に走行しない車両
・ライトやパワーウインドウの操作が鈍くなった車両

 
上記のような車両のバッテリーは
頻繁に点検をし寿命を確認しましょう。
 

 

 

 

 

〇バッテリーは冬が弱点〇

 

新品のバッテリーを使用したとしても
外気温が低いと、本来の性能は発揮できないと言われています。
 
バッテリーは 車の走行によって充電・放電を行なっていますが、
このときバッテリー内部では
希硫酸と鉛による化学反応(酸化還元反応)が起こっています。
気温が低い場合には この反応が弱まってしまい、
電圧の低下を引き起こします。
 
外気温が0度の場合、80%のパフォーマンスに下がるとされますので
外気温がそれよりも低い状態で
中古のバッテリーや寿命が近いようなバッテリーですと
エンジンの始動が困難になってくるかもしれません。
 
新品ではないバッテリーで
液量が少なくなっているバッテリーも要注意です。
気温の低下によってバッテリー液が凍結してしまうことも
あり、大変危険です。
 
また、冬の走行では
「エアコン」や
「リアデフォッガー(ウインドウの曇り止めの熱線)」の利用で
消費電力が普段の季節よりも増加します。
これにより 充電が追い付かなくなって
バッテリーが上がってしまうというケースが
冬場は特に多くなってしまうようです。
 
万が一にもバッテリーが上がってしまった際のために
常に「ブースターケーブル」は備えておきましょう。
 
 
 
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