株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

電話番号

Japanese
English

お問合せ
お問合せ

お問い合わせ・ご相談はお気軽にどうぞ!

受付 平日 9:00~18:00 お気軽にお問い合わせください

連結車両の特性


重量物輸送は、大多数が連結車両および大型トラックで実施されていますが、その車両特性に関わる知識不足や経験不足による事故が発生しています。そのため、正確な理解と運転操作並びに管理者による指導が必要になっています。

連結車両の特性

連結車両は、カプラとキングピンで連結されている構造になっています。重量物を輸送するセミトレーラー(ポールトレーラーを含む)は、急制動により積んでいる製品が前方、側方に移動してしまい重大事故を引き起こす危険度が高いです。スピード超過運転は厳禁です。連結車両は積載時と空車時では軸重差が非常に大きく、車両のバランスが大きく変化します。特に、鉄鋼製品などは重いため、後方からの押し上げまたは突き上げ状態になり、ブレーキ操作やギアチェンジなどの操作ミスが発生し、横転事故などを引き起こすことがあります。
ブレーキ操作ミスにより、ジャックナイフ現象、トレーラースイング現象、プラウアウト現象などあ発生する可能性があります。スピードの超過、急ハンドル、急ブレーキなどの「急」のつく運転は、プロドライバーとして避けるべき運転方法です。
連結車両はトレーラー側の動きがトラクター側に伝わりにくいため、ドライバーが異常発生の事態を認識することに遅れが生じ、製品落下などの大事故を引き起こすことがあります。

ジャックナイフ現象

トレーラーは連結車両であるため、急ブレーキなどでトラクター部分とトレーラー部分のバランスが崩れて連結店でくの字の形に折れ曲がることがあります。その形がジャックナイフと似ていることから、ジャックナイフ現象と呼ばれています。ジャックナイフ現象が発生する要因は主に3つあります。(1)急ブレーキ、急ハンドルなどの「急」のつく運転。(2)ブレーキとハンドルの同時操作。(3)積荷の偏荷重などのケース、などがあります。特に、カーブや下り坂を走行するときや、路面が濡れていたり積雪がある場合などは、原則を最重視するとともに、ハンドル操作やブレーキ操作を慎重に行わなければいけません。

トレーラースイング現象

トレーラーが進路外側(あるいは対向車線)に大きく振られる現象で、トレーラー側のタイヤがロックした時に起きます。道路の状況に適したブレーキをかけ、空車時には必要以上に強いブレーキをかけないように注意してください。プロドライバーの間では、「タイヤを頃明日用に減速運転する」と表現しています。

プラウアウト現象

プラウアウト現象は、トラクターフロントロック現象とも呼ばれており、トラクターの前輪がロックして、スリップした状態となり、トラクターとトレーラーが一直線になってカーブから外れてしまい、直進状態になる現象のことを指します。この時は、ブレーキを解除してハンドル操作で修正します。

連結車両の特性を理解した運転方法

長い坂を走行する時は、フットブレーキ及びトレーラーブレーキを使用しますが、単独の使用を避けて、排気ブレーキ、リターダーブレーキなどの補助ブレーキを併用して減速しなければなりません。セミトレーラーの内輪差は大型車以上に大きいため、右左折時やカーブ走行時に巻き込み事故を引き起こす危険性があります。そのため、旋回操作に入る前の減速とコースの取り方が極めて重要です。左折時は、左側ミラーに映る範囲が狭くなり(右側も同様に死角になります)、左後方の死角が大きくなるため(右側後方も同様)徐行して一層慎重な安全確認を行わなくてはいけません。
右折時は右側ミラーに写る範囲が狭くなり(左側も同様に死角になります)、右後方の資格が大きくなるため(左側後方も同様)徐行して一層慎重な安全確認を行わなくてはいけません。特に、左右のピラーの距離感と死角には注意しなくてはいけません。
引用参照 鋼材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック 改訂版


UKAS ISO9001 認証取得 ISO14001 認証取得 CM009 Gマーク(安全性優良事業所)認証取得 ホワイト物流推進運動 運搬ブログ 京都ハンナリーズ