皆さま、こんにちは。
この頃は朝夕に涼しい風を感じる過ごしやすい季節ですね。
先日は11月上旬の気温まで下がり一気に冷え込みました。
今週末また台風がやってきます。寒暖差や強風にお気をつけください。
10月というと1日から東京都発着の旅行も対象に加わり、政府の観光需要喚起策「Go Toトラベル」キャンペーンが一気に盛り上がりを見せています。旅行先のホテルや宿泊先に普段より安く泊まれ、お得なサービスが受けられることから既にたくさんの旅行客に利用され話題になっています。
そんななか、Go To キャンペーンに関する「Go To トラブル」も見逃すことはできません。目玉である旅行先で使える「地域共通クーポン券」が宿泊先のホテルに届いていないなどの混乱も生じています。
そして「Go To トラベル」は“運転“の場面でも大きく関係しています。いま波紋を呼んでいるのは「運転免許合宿も対象になる」ということです。
自動車教習所の業種としては基本的に教育、学習支援業に振り分けられます。
しかし地方の運転免許合宿所では自由時間に観光も楽しめるプランが人気あります。
そうした教習所のなかには旅行業として登録しているところもあり、今回のキャンペーンの対象となっています。
合宿免許は、通うよりも安い費用で短時間に効率よく教習を受けられることからに加え旅行気分を味わえることから近年、若者を中心に人気が高いです。
しかし、免許取得は『旅行』でも『観光』でもない、取得のために勉強することが1番の目的です。そのため、ここに税金が投入されて納得する人は少なく批判的な声も挙がっているのです。合宿免許が許されるなら、社員研修や学生向けの冬期講習もありなのでは?と考えられます。
突如はじまったGo Toキャンペーンは内容や対応に施策事務局も業者もまだ混乱が続いているのが現状です。
旅行業として登録している会社が運営する免許合宿なら法的にも施策の理念的にも問題はありませんが、東京都内の教習所は地方に人が流れていってしまうため『価格競争では勝てない』と落胆の声も。
〈どれほど割引になる?〉
時間に余裕のある大学生や就職前の学生、転職準備中の社会人などをターゲットに閑散期でもあるいま「今こそ免許」をとってもらおうと免許合宿会社は意気込んでいます。
キャンペーン開始早々にSNSで話題を集めた合宿免許ワオ(合宿免許WAO!!)では、
合宿免許が最安値で13万円台から参加できるプランを発表しています。
紹介されている最安プランは、旅行代金の総額が20万4600円のプランで、35%が引かれると支払金額は13万2990円に。さらに、15%の3万1000円分の地域共通クーポンがもらえるという内容です。
相場で見ても、通常合宿免許には25万円程度かかります。
地域によって異なりますが、最大約10万円割り引かれ、約4万円の地域共通クーポンがもらえるという格安なプランもあります。
宿泊費と交通費に相当する範囲でのGo To適用であれば問題ありませんが、世間から税金の無駄と思われ支援が打ち切られないかということが懸念されます。同じ遠出をするにしても、単に「遊び」で旅行をするより「学び」として合宿免許に参加する方が気が楽なのかもしれません。ついでに旅行してもらうことで消費を期待しているのです。
Go To トラベルキャンペーンは、対象期間内であっても、執行予算がなくなった時点で終了することが発表されているものです。まとまった期間休みが取れる方、学生の方はこの機会に利用してみてはいかがでしょうか。またGo To トラベルが施行されはじめたことで東京都内、地方の観光地では今までのような賑わいが少しずつ返ってくると思われます。街に人が多くなることで交通事故も増えてきます。安全運転で、気候の変動にお気をつけ行楽をお楽しみください。