年末の慌ただしさも 今年の師走は
皆様にとって いつもとは違いますでしょうか
また 皆様にとって 今年はどんな一年だったのでしょうか
明日12日は「漢字の日」
「いい字一字」が「1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)」の語呂合わせから
12月12日を、財団法人日本漢字能力検定協会が制定した記念日としたそうです。
今年は12日が土曜日ということもあってか
週明けの14日に 全国から応募された今年の世相を表す「今年の漢字」が
例年のように京都の清水寺より発表されるそうです。
こちらもまた新型コロナ関連にちなんだ一字が選ばれそうですね。
また同日12日は「バッテリーの日」でもあるそうです。
1985年に現在の電池工業会が これからの寒冷期を前に
自動車のバッテリーの点検を呼びかけるため制定した記念日です。
野球のバッテリーである、ピッチャーの背番号「1」とキャッチャーの「2」から
この日が選ばれたそうです。
バッテリーと言えば 車のバッテリーを思い浮かべる方が少なくないのではないでしょうか
例年 これからの冬場に多いとされる車のバッテリートラブルには
多くのドライバーが注意するポイントですよね。
ロードサービスのJAFの統計では
例年冬場の出動理由の全体の約35%が「バッテリー上がり」
しかしながら2020年に至っては
新型コロナによる「緊急事態宣言」が発令された4月は
前年同月比の出動件数は約148,000件(-20,000件)と減少しながらも
バッテリートラブルは 約2000件増加し、全体の約41%に上回ったそうです。
外出を控えるという影響で 長く車を動かさなかった人が増加していたことがわかります。
再び 全国的に感染者が増加し 外出自粛が叫ばれている中
寒さも深まってくるこの時期 バッテリートラブルも再び増加してくることが予想されます。
ノーベル賞を受賞した吉野 彰氏が実用化の道を拓いたことでも知られるリチウムイオンバッテリーは
もはや私たちの身近な携帯電話等で必要不可欠になっています。
今までのニッケル水素電池、ニカド電池、鉛電池に比べ
リチウムイオンバッテリーは
★エネルギー密度が高い(=小型で軽量のバッテリーを作ることが可能)
★電圧・出力が高い
★寿命が長い
という特徴があり
自動車業界も新たな世代の電気自動車(EV)の開発の取り組みを前進させているなかで
このリチウムイオンバッテリーの存在は欠くことができません。
低コストで長寿妙なバッテリーの開発への取り組みも
また生産量も
新型コロナによる影響を受けていました。
2019年のリチウムイオン蓄電池の販売金額は、
4,098億円、うち車載用が2,824億円、その他用が1,274億円となっており
車用のバッテリーの需要が高まっていたことが見られます。
しかしながら 世界的な新型コロナ不況とともに自動車販売も低迷しているため
それまで右肩上がりだったリチウムイオンバッテリーの生産量も低調に推移する可能性があるとのことです。
例年なら師走は慌ただしいほどに忙しい時期ですが
日本各地で新型コロナのさらなる感染拡大により
年末恒例だったクリスマスパーティーや忘年会といったイベントも
延期やキャンセルになったという方も少なくないでしょう。
感染対策を再び見直し 不要不急の外出を自粛し
ご自身の充電期間とされてはいかがでしょうか