株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

電話番号

Japanese
English

お問合せ
お問合せ

お問い合わせ・ご相談はお気軽にどうぞ!

受付 平日 9:00~18:00 お気軽にお問い合わせください

【新年度の安全運転講習】初心に戻る“プロの心得”とは?


はじめに

春は新年度の始まり。新たな仲間の加入や体制変更など、運送業界でもフレッシュな風が吹く季節です。
このタイミングで多くの企業が実施するのが「安全運転講習」。
とくにプロドライバーにとっては、“慣れ”が思わぬ事故を招くこともあり、この時期に改めて初心に立ち返ることが大切です。

今回は、新年度におすすめしたい安全運転講習のポイントや、プロドライバーとしての「心得」についてご紹介します。

なぜ新年度に安全運転講習を行うのか

新年度は多忙な時期であると同時に、環境の変化が多く、ドライバーにとって注意力が散漫になりやすい時期です。
特に以下のような要素が重なるため、安全運転への意識を再確認する意義があります:

新人ドライバーの入社・育成

配送ルートの変更

季節の変わり目(春特有の強風や花粉、雨天)

周囲の交通状況(新生活に慣れていない一般ドライバーや自転車通学者の増加)

また、近年では高齢ドライバーの増加や多様化する車両・運行形態など、状況は複雑さを増しています。
だからこそ、新年度のタイミングで“心を整える”ことが、事故防止の第一歩となります。

プロドライバーの“初心”とは何か?

新年度の講習で改めて確認しておきたい、プロドライバーの基本行動と心得を以下にまとめます。

【1】「止まる・見る・譲る」の徹底

安全確認の基本。交差点、見通しの悪い場所ではとにかく“止まる”意識を。
相手に譲ることで、自分と荷物を守るのがプロの判断です。

【2】車間距離は「守る」より「余裕を持つ」

荷の重さ、車両のブレーキ性能、天候などにより必要な車間距離は変化します。
安全は「計算」ではなく「余裕」が守ります。

【3】日常点検は「命を預かる整備」

ブレーキ、タイヤ、灯火類、バックカメラなど、毎日チェックする習慣を。
「今日はいいや」が大事故につながることもあります。

【4】“見えないリスク”を想定する

歩行者の急な飛び出し、右直事故、死角の二輪車…日常的に潜むリスクを常にシミュレーションしておく。

【5】無理なスケジュール・指示にノーと言える勇気

「間に合わない」からと無理な追越しや速度超過をするのではなく、まずは会社と相談を。

多くの運送会社で実施されている「安全文化の育成」

新年度のスタートに合わせて、安全運転への意識づけに注力する運送会社も多くあります。

▶︎ 年間安全目標の共有

ドライバー全員で「今年の安全目標」を掲げ、共通意識を持つ企業が増えています。
例:「重大事故ゼロ」「ヒヤリ・ハット報告月10件」など、具体的で現実的な指標。

▶︎ 安全運転講習の実施

実技と座学を組み合わせ、Gロガーによる走行解析やドラレコ映像の振り返りを行うケースもあります。
ベテランドライバーによる事故未然防止の体験談を共有するなど、実践的な講習が重視されています。

▶︎ 新人教育の充実

同乗指導や走行後のフィードバックにより、安全意識と運転技術を習得。
扱う車両や設備に応じた専門的な教育も行われます。

▶︎ “ありがとう”が飛び交う現場づくり

お互いの運転に感謝や声掛けをする文化を育てることで、職場の雰囲気が良くなり、
結果的に事故の防止にもつながります。

新生活者に向けた“注意喚起”も忘れずに

春は、新しい環境に慣れていない一般車・自転車・歩行者が増加します。
プロドライバーは以下の点にも注意が必要です:

自転車通学者の予測不能な動き(特に雨天や登下校時間帯)
初心者マークの自動車との接触リスク
横断歩道での歩行者優先(交通ルール改正の影響も)

事故の加害者・被害者を問わず、トラックが関与するだけで影響は大きくなります。
だからこそ、プロとしての“ゆとり”と“心の広さ”が試される季節です。

デジタル活用で「見える安全」へ

近年、AIドラレコや運行管理システムを活用した「見える化」が進んでいます。

多くの運送会社では以下のような取り組みが実施されています:

ドライバーごとのGロガーデータを分析し、急加減速やカーブでの挙動を改善
ドラレコ映像でヒヤリ場面を共有し、全員の教材とする
安全運転表彰制度を導入し、モチベーションアップにも寄与

テクノロジーは万能ではありませんが、「気づき」を促すツールとして非常に有効です。

まとめ:原点に戻ることが、最先端の安全対策

安全運転において、「初心」は決して過去に戻ることではなく、進化のスタートラインです。
どれだけ経験を重ねても、どれだけ技術が進んでも、「基本を守る」「心を整える」ことの価値は変わりません。

新年度の安全運転講習は、そんな“プロとしての原点”に立ち返る大切な機会。
多くの運送現場で、安全第一の輸送が引き続き追求されることを願ってやみません。

↓↓ 岩瀬運輸機工について詳しくはこちら ↓↓


出典:

国土交通省|トラック運送業の安全対策

https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk2_000002.html

全日本トラック協会|安全・環境への取り組み

https://www.jta.or.jp/anzen

運行管理業務と安全マニュアル

https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/anzen/kotsuanzen_ichiran/unkou_kanrigyomu_anzen_manual.pdf


UKAS ISO9001 認証取得 ISO14001 認証取得 CM009 Gマーク(安全性優良事業所)認証取得 ホワイト物流推進運動 運搬ブログ 京都ハンナリーズ